Episode.84 ページ37
『ほんとに行く気か……』
「当たり前じゃない、A！あんたも行くのよ」
『んー……』
まァ逃げ出すなら今が絶好の機会だもんな
ナミが先導を切って部屋から出て行く、続けて出て行くと下の階にさっきのボスが居た
何で居るんだ？と疑問に思ったのも束の間、アイツは「お前はさっき居た奴！やはり隣の女も仲間なのか……！」と聞こえてきた
「ううん、全っ然違うわよ！？何のことだか私さっぱり分かんない！」
「え？……そうなのか？」
「そうなの、私はただの通りすがりの航海士
隣の彼は誰だか知らないわ」
『は？』
「じゃ！」
すげェ、何の躊躇いもなく仲間売ったな
唖然としてると奴が柱を伝って登ってきた、これはマズイ。逃げよう
「ウソつけェェ！」
「きゃああああ！
ちょっとA！囮になりなさいよ！」
『仲間売った次は囮かよ！』
駆け足で階段を下りるとガツンッ！と鈍い音がし振り向くと見事に階段の所にハマっていた
「ウヌヌ！最近ちょっぴり太ったか！
ならばこうだ！¨バクバク
────俺を食うっ！」
声高らかにそう言った後、アイツはマジで自分を食った
雑食っつうのは見てきた感じで分かってたが自分さえも食うのかよ……
「何あれっ」
『え……キモ』
「……バ……バケツになっちゃった……！」
ナミの言う通り、見た目や形状が完全にバケツだ
本格的にキモイ
「完了……奇跡の骨格整形術！
────¨スリムアップワポール¨！」
『は……！？』
自らを食べ、自らを吐き出した奴は先程とは打って変わって細くなっていた
すげェな……よくあんな事が思い付くもんだ
「逃がさんぞォ！」
「嘘ォっ！」
『っわ、感心してる場合じゃなかった……！』
身軽になったからか動きが機敏になっている、あっという間に追い付かれてナミと一緒に押し倒され身動きが取れなくなった
『……ッ！』
「あっ！」
「まっはっはっはっはァ！お前ら仲良く殺してやる！」
手を封じられたら何も抵抗出来ねェ……！くそっ、せめてナミだけでも……！
────ドカァッ！
「見っけ」
ルフィの蹴りが奴に命中し、勢い良く飛んでいく
ああ……良かった、助かった……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 467人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鶯(プロフ) - 夜琉さん» コメントありがとうございます！面白いと思えるような内容になれててとても嬉しいです〜！続きもゆっくりと書いていきますのでゆるりと待って頂けると幸いです！ (2019年5月10日 21時) (
レス) id: b7515f1484 (このIDを非表示/違反報告)
夜琉(プロフ) - とても面白かったですっ！！！続き待ってます！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 46a7f73685 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶯 | 作成日時：2019年3月29日 20時
