Episode.81 ページ34
『おーい、サンジ。何やってんの』
「は？お前何で来てんだよ」
『……居たから？ドクトリーヌ……さん、とトナカイくん？
すげェな、大きくなれんのか』
喧嘩の内容は目の前に居る奴等で分かった、あの時船を襲ってきた奴等か
そういや、ドラム王国の……みたいな事言ってたな
「お前さん寝とけって言ってただろう、悪化したいのかい？」
『あー……すいません。本当はナミの具合を見に行こうとしたんだ、なんか俺が入っちゃいけなさそうな喧嘩っぽいし戻るな』
戻ろうと背を向けると相手から少々怒り気味の声で「のこのこやって来て戻ろうとするな！」と聞こえてきた
うーん、仕方ない。隙を見つけて逃げるとするか
とりあえず奴等の逆鱗に触れぬようにジッとしていよう
「まっはっはっ……いよいよもって殺してェ奴大集合ってわけだな！容赦するな！一人残さず殺っちまえ！」
「何だよ、別に俺ァあいつらに興味ねェのにな。バァさんも戦うのか？」
ゴンッ、と鈍い音が聞こえる。今のはバァさんって言ったサンジが悪いな
「お前らで手に負えなかったら助けてやるよ」
「そりゃどうも、オイAはどうすんだ？」
『幸い、シザーケースはあるから……リトルガーデン時みたいな援護くらいは
でもヤバくなったら俺は戻るからな』
「そーかよ……」
役に立たねェ凡人が突っ立ってるより早々に退散した方が戦いやすいだろ
トナカイくんも大きくなって強そうだし
「フン！神聖な城をカス医者の墓にだと！？まずお前から死ねDr.くれは！
¨
「ドクトリーヌ！」
なんかアフロ飛ばしてきた、攻撃が地味だ。と思っているとサンジが脚でドクトリーヌに当たるのを防いでいた
だが、どうやら例のアフロは取れないらしく困惑している。静電気か……この国は雪国だし静電気が発生する事は確かにおかしくない、アレくっ付いたら嫌だな
「オイ！Aも見てないでこれ取んの手伝え！」
『あ、悪ィ……でもアフロっつう事は……』
シザーケースから鋏を取り出して服とアフロの境界線の部分を切り取ると呆気なく取れた。
……所詮は髪って事か
「おっ、良くやったA」
『髪切っただけなんだけどな
……アフロマンも運が悪かったな、俺は美容師なんでね
いくらでも飛ばしてもらって構わねェぜ？全部切ってやるから』
まさか自分の職業がこういう事に使えるとは思ってもなかったな……
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鶯(プロフ) - 夜琉さん» コメントありがとうございます！面白いと思えるような内容になれててとても嬉しいです〜！続きもゆっくりと書いていきますのでゆるりと待って頂けると幸いです！ (2019年5月10日 21時) (
レス) id: b7515f1484 (このIDを非表示/違反報告)
夜琉(プロフ) - とても面白かったですっ！！！続き待ってます！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 46a7f73685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶯 | 作成日時：2019年3月29日 20時
