Episode.78 ページ31
『ん……んん……？』
パチリと目を開くと見知らぬ天井が目に入った
ああ……ここ、もしかして、山の上の……
ルフィ、連れてきてくれたのか
そうだ、ナミにサンジ……あの二人はどこに……
「待てーー！肉！！」
「どこ行ったァトナカイ料理！！」
「ぎゃーーー！！」
いや騒がしいな
ルフィとサンジの元気そうな声が聞こえる。なんつーか、無敵だな
あとなんか悲痛な叫び声が聞こえる、肉とかトナカイ料理とか聞こえるから動物か……？
様子を見に行こうとベッドから立ち上がろうとした時扉が開いた
「おや、やっと起きたかい坊主」
『……？どちら様で……って、あ……
もしかして、Dr.くれは……さん？』
「ヒーッヒッヒッヒ！そうさ、『ドクトリーヌ』とお呼び」
へェ、この人があの魔女って言われてる……
……にしても
『本当に140歳……なんですか』
「いきなり年齢を聞くとは無礼な奴さね、それにあたしゃまだツヤツヤの130代だよ！」
『す、すいません。いや、なんつーか……想像より若く見えるんで』
「おや、さっきのガキ共とは違って見る目があるね」
130代にしちゃ元気だしなァ
元気っつうより、年齢と見た目と動きが一致してねェ
『そ、そうだ。ナミ……えっと、オレンジ髪の女が居たんですけど……』
「ああ、他の部屋で休んでるさ。治療はしたから後は安静にしとけば治るよ」
『……！良かった……』
「お前さんの病気の原因はここからだよ」
そう言いながら俺がつい先日腕に負った傷部分を指す
包帯が綺麗に巻かれてあり痛みもそれ程感じていない
「お前さん怪我をしたらもう少しちゃんと手当てするべきだね、ここから病原菌が入ったのさ
それと元々風邪気味だったんじゃないかい？弱った身体に追い打ちをかけるように病原菌が入ればそりゃあ高熱にもなるさね
まだお前さんはあの小娘よりマシな方だけどね、ヒーッヒッヒッヒ」
『そう言えば……心当たりしかねェな……』
思えばあの頭痛は風邪気味っつうサインか
二日酔いじゃなかったのか……紛らわしい
「まだ寝といで、完璧には治ってないから大人しくしな」
『……ッ、あ、ああ……』
……どうしようか
ビビの国の事もあるしなるべく早く出て行きたいんだが……
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鶯(プロフ) - 夜琉さん» コメントありがとうございます！面白いと思えるような内容になれててとても嬉しいです〜！続きもゆっくりと書いていきますのでゆるりと待って頂けると幸いです！ (2019年5月10日 21時) (
レス) id: b7515f1484 (このIDを非表示/違反報告)
夜琉(プロフ) - とても面白かったですっ！！！続き待ってます！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 46a7f73685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶯 | 作成日時：2019年3月29日 20時
