Episode.77 ページ30
「A捕まえたぞ！サンジ！掴まれ！」
どうやらルフィはなぎ倒された木に乗って雪崩に飲まれぬ様にしているみたいだ
だが……このままだと
「おうっ！助かった！」
「うん、でもな……雪には沈まねェけど……！このままじゃ一直線に山下りちまうんだ！」
「……！冗談じゃねェよ……！せっかくあの¨
くそ！あのクソピョン軍団！次に会ったら鍋でコトコト煮込んでやるぜ！」
サンジがそう言った矢先、例のクソピョン軍団がルフィと同じ様に木に乗りながらやって来た
アイツら何処まで追いかけてくんだ……！！
「逃げろ！」
「何なんだよこいつらはっ！」
『サンジ、本当に悪いんだが掴まらせてくれ。落ちそうだしこのままだと俺だけ死ぬ』
「ああもう勝手にしとけ！」
一応許可を得てサンジにしがみつき耐える
ラパーンは先程と同様に攻撃を仕掛けてくる、それに当たらねェ様にするだけで精一杯だ
「は！？やべェルフィ！前見ろ前！」
「うわっ！岩っ！ぶつかる！」
「ぶつかっちゃマズイだろ、てめェはナミさん背負ってんだぞ！」
するとサンジは前に居たルフィを力一杯投げ「レディーはソフトに扱うもんだぜ」と言った
「A！最後まで荒く扱うが耐えろ！」
『は！？だからっ、サンジは……！』
『サンジはどうするんだ』と言い切る前に再び宙に投げ出され、数秒もしないうちにサンジが岩にぶつかりそのまま雪に埋もれてしまった
『……！！』
「サンジ！」
ルフィがすかさず俺を捕まえて岩の上にあった切り株にしがみついた
間一髪で俺とルフィ、ナミは何とかなったが……！！
「バカお前っ！そういう勝手なことするなァ！」
サンジの手が雪の中から出ていたが、ルフィが引っ張り上げようとすると手袋だけしか無かった
嘘だろ、サンジ……！
どうしよう、俺のせい……！
「ナミ！A！寒いか！？もうちょっと我慢しろよ！
これ持って……ちょっとここに居ろ！」
そう言って自分のジャケットと麦わら帽子を託してきた、サンジを助けに行くんだろう
何も出来ない自分に腹が立ってきた
『ル、ルフィ』
「どうした、A！」
『迷惑かけて、ごめんな』
「……大丈夫だ！絶対にお前らを医者に連れてくからな！」
その後は、ルフィが雪の中に飛び込んだのを見た事しか覚えていない
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鶯(プロフ) - 夜琉さん» コメントありがとうございます！面白いと思えるような内容になれててとても嬉しいです〜！続きもゆっくりと書いていきますのでゆるりと待って頂けると幸いです！ (2019年5月10日 21時) (
レス) id: b7515f1484 (このIDを非表示/違反報告)
夜琉(プロフ) - とても面白かったですっ！！！続き待ってます！ (2019年5月10日 18時) (レス) id: 46a7f73685 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶯 | 作成日時：2019年3月29日 20時
