Episode.6 ページ8
『他の奴らは良いのか？急に誰かも分からねェ奴が仲間になったことだが』
「別に良いわよ、あんたは一応悪い奴じゃ無さそうだしね……
まだ常識持ってそうなやつだし」
『はは、この船は常識外れの奴ばっかなのかよ』
「ナミさんが良いなら俺もいいが……
てめェ、ナミさんに色目使ったらオロスぞ」
『使わねェよ、あんまそういうの興味ねェし』
「ナミさんに興味が無いだとォ！？」
『何でそうなる』
「ほっとけ、いつもこんなだ」
『ああ、気にしないでおくよ
……お前、刀３本持ってんな。どっかの海賊狩りかよ
名前は……ロロノア・ゾロだっけか？』
「…………」
「んあ？ゾロはゾロだぞ！
なっ、ゾロ！」
「っ、おいルフィ……！」
『へェ……驚いた
まさか本当にあのロロノア・ゾロか？お前海賊なんだな』
変わった奴ばっかいる船だな
なんでまた海賊なんかやってるんだろう
ま、俺ももう海賊になってるんだけど
＿＿＿＿
＿＿＿
＿＿
「うっひゃーっ、船がひっくり返りそうだ！」
「あの光を見て」
「島の灯台か」
「¨導きの灯¨
あの光の先に¨
どうする？」
「しかしお前何もこんな嵐の中を……なァ！」
「よっしゃ偉大なる海に船を浮かべる進水式でもやろうか！」
「オイ！」
「俺はオールブルーを見つけるために」
「俺は海賊王！！」
「俺ァ大剣豪に」
「私は世界地図を描くため！」
「お……お……俺は勇敢な海の戦士になるためだ！」
あいつらの進水式を見守っているとナミが声をかけてきた
「何やってんのよ、あんたもやるのよ」
『へェ、良いのか？』
「もう仲間なんだしね、あんたも何かあるんでしょ？」
『そうだな……あるよ
ルフィ、俺が仲間になる条件一つ追加だ。
俺は俺のやりたいことが叶ったらこの船から降りる。それでもいいか？』
「えェ！？降りちまうのか！？」
『叶ったら、な。叶わなかったらずっと居るさ
────俺は会わなきゃならねェ奴に、再び会いにいくために』
コト、と樽の上に足を乗せる
「「「いくぞ！！¨
ガコォン！！と樽が割れる音がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 821人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鶯 | 作成日時：2018年12月23日 18時
