Episode.4 ページ6
｢ルフィ！｣
『来たか！』
前方から３人の男が走ってやってくる、ようやく来たか
嵐もだいぶ酷いし、バギーとか言うやつが来たり最悪海軍に見つかったら終わりだ。俺も早いところここから離れないとな
｢急げ急げ！ロープが持たねェ｣
｢すげー雨だ｣
｢ナミさんただいまー！！｣
｢ぐず！早く乗って！船出すわよ！
あんたもありがとね！海軍だって来てるでしょうし、早いとこ逃げて！｣
『言われなくてもそうするさ
ロープ、離すぞ！』
パッとロープを離すと船は大波に流されながら進んでいった
きっと、あいつらは¨
……いつか、行かねェとな…………
＊＊＊
｢なァナミ！ウソップ！あいつ誰なんだ！？｣
｢わかんない……一般人って言ってたけど……｣
｢最初、メリー号の近くにいたから敵かと思いこのウソップ様が撃退しようとしたが……俺達の逃げる手伝いもしてくれたしな
そういや、昔海賊に憧れてたとか言ってたな。だから手伝ってくれたんじゃねーの？｣
｢へぇ、いい奴だな！アイツ海賊に憧れてんのかァ〜……
…………よし！アイツ仲間にすんぞ！｣
｢｢｢｢ハアアァ！？｣｣｣｣
＊＊＊
あいつらも見送ったことだし、そろそろ俺もここから移動するか
嵐も酷ェ……服びしょ濡れじゃんか
家帰って、着替えるとするか
港から背を向けて家へと帰ろうと数歩歩いたところで足が止まった
止まったというより……
何かに縛られて身動きが取れなくなった
スモーカーか……！？あの能力で拘束でもしたのか！？
そう思いながら自分の体を見るとあの能力の煙ではなく何やら……肌色の……
────────手？
人の手だと認識した途端後ろに引っ張られる
待て、そっち海だぞ
抵抗しようとしたが全く敵わず、凄い早さで俺の体は海の方へと引っ張られた
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作者名：鶯 | 作成日時：2018年12月23日 18時
