Episode.39 ページ41
「間違いない！サボテン島と引き合ってる私達の次の目的地はあの島よ！」
ナミがログポースを見ながら、そう言う
先に見える、大きな島
「あれかァ〜〜っ！¨
「────……気をつけなきゃ……ミス・オールサンデーの言っていたことが気になるわ」
「か……怪物でも出るってのか！？」
『どうだろうな……次の島でやられるとか、言ってたもんな』
「そろそろ食糧を補給しねェとな……この前の町じゃ何も貯えてねェし」
船は島の中へ入っていった
あの女が言ってた、この島の名前は……
「ここが¨リトルガーデン¨……！」
『小さな庭……
ハハッ、誰が名前付けたんだよ。リトルの要素が何処にもねェじゃん』
「本当だな……そんな可愛らしい名前の土地には見えねェぜ？」
周りに生い茂る木々もリトルなんて到底言えない
「……大体見てよ！こんな植物……私、図鑑でも見たことないわ」
────ギャアッ！！ギャアッ！！
「きゃあ！！」
『うわっ』
「何！？今のっ！」
空を見上げると、鳥が飛んでいた
きっとアイツの鳴き声だろう。鳥も心なしかデカく見える
「……ナ……ナミさんったら可愛い♡
大丈夫さ、ただの鳥だよ。そしてここはただの
「……？トカゲか……？」
……トカゲ？
不思議に思い、もう一度空を見上げようとした時
────ドォン！！
「！！」
「……！？」
腹の底に響くような、重い音が聞こえた
ただのジャングルじゃないだろ……ここ
「これが……ただのジャングルから聞こえてくる音なの！？」
「まるで火山でも噴火したような音だぜ今のはっ！？」
グルルル……と、虎の鳴き声が聞こえた。鳴き声がした方を向くと虎が血まみれで倒れていた
嘘だろ、何があったって言うんだ……
「普通じゃないわっ！絶対普通じゃない！なんで¨
「こ……この島には上陸しないことに決定っ！」
「……船の上で¨
『いや、無理だろ』
「何でよA！」
『いや、だってホラ。見てみろよ』
そう言ってルフィを指差す
アイツ、イキイキしてるぞ
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作者名：鶯 | 作成日時：2018年12月23日 18時
