海と琥珀とそれから愛と【ONE PIECE】 (ページ40)

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Episode.38 ページ40

サンジの作ったスペシャルドリンクを飲んでいると、船の何倍もの大きさのイルカが現れた

なんとか逃げ切れたが、ほんと何でもありな海だな

『……そう言えばだな、ゾロ』

「なんだよ」

『さっきの「お前も含まれてるからな」の理由を聞きたい

何を考えてるか分からないだなんて心外だ、至って善良な一般市民だぜ？』

「……至って善良な一般市民は海賊の手助けをしたり海賊になったりしねェ」

『痛いとこ突かれるな』

それを言うなら、海賊狩りのお前だって何で海賊やってんだよ。と思ったがまァ色々事情があるのだろう。俺だってそうなんだから

「……お前は、「何考えてるか分からない」より「何なのか分からない」だ」

『……何なのか分からないって、お前な……』

「悪ィが俺はまだお前を完全に信頼してる訳じゃねェからな」

それだけ言うとゾロは立って、俺から離れていった

……信頼されてないのは仕方ない

そもそも、こんなにすぐ信頼されたら凄ェよな

『…………』

────¨何なのか分からない¨……か

『自分が何なのかなんて、俺が一番知りたいよ』