Episode.492 ページ9
新しい船完成待ち、3日目────
「¨
「んじゃ後は乗る船だな！楽しみだ！」
「そうね、驚かせるから完成まで見に来るなって言われてるし……」
結局、この三日間色々とやりたい事とやらを考えてみたが全く思い付かなかった
強いて言うなら、家族全員ともう一度揃って過ごしたいけど……妹を見付けてもアイゼンまで戻るの大変だし、父親は所在が分からねェし
そうなるとグランドラインを逆行して故郷に帰してもらうか、妹も連れて船に乗せてグランドラインを一周するか……となるから、ちょっと却下。流石に……流石にな……
「おめェ達……その
「いいえ、何処？……何だか少し下を向いてる様な……」
「んががが……そりゃそうら、次の島は海底の楽園¨魚人島¨らよ！」
「え〜〜！？んぎょぎょぎょギョ……ギョ……！「魚人島」〜〜！？ついに！？」
「ええ！？どうしたんだサンジ！」
「魚人島か……複雑」
「そうだなァお前の村の事があるからなー」
「でもまァありゃ魚人っつっても¨海賊¨だろ」
「その通りだよく分かってんじゃねェかクソ野郎！魚人島は¨
一人浮かれまくってるサンジがココロさんを見た途端青ざめて泣き始めたから『失礼』と叱っておいた
それにしても魚人島かァ、船を降りるとなったら行けないんだけどちょっと気になるよな……どうやって海の下の島？へ行くのとか……
「────ただし¨楽園¨には簡単に辿り着けるもんじゃらいよ」
「¨海底¨って言うのが気になるけど……」
「そこはまー行ってみりゃ分かるよ、問題はそこじゃらいね」
そう言ってココロさんは最近の新聞を見てみなと渡してきた。一面には「今月もまた14隻船が消えた」と書かれてある
何だか妙な記事だ、船が消えた……？
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作者名：鶯 | 作成日時：2023年1月6日 15時
