Episode.432 ページ46
《それと娘ッ！電伝虫は繋いどきな、こっちに状況が分かるからね》
「了解ッ
────だって！！」
「これで目的地が決まったな……！」
「よし！おめェらは真っ直ぐに裁判所の屋上へ向かって麦わらさんと合流しろ！俺達ァ二手に別れて¨跳ね橋¨を下ろすんだ！
頼むぞゴモラ！裁判所まで！」
裁判所はもう目の前だ、もうすぐ着く
そう、油断していた時────
「バルルルァ！！」
『────ッ！？』
揺れと地の傾き、腹の底に響く重い音
迫撃砲じゃない、一体何が────
「ゴモラァ！！」
「くそォッ……！誰だあいつら！」
『何だあれ……鉄球！？』
鉄球で殴られたのか！？しかも見た感じ複数だ……！
ゴモラは完全に倒れてしまった、後ろからは追い越した衛兵が追い付きそうになっているし前も勿論の事。迫撃砲も絶えず狙ってきている
敵は何千も居るのに、こんなとこで囲まれたら流石にキツい……！！
「おい！コック！」
「ああ見えた、ルフィはもう……「CP9」と戦ってる……！」
『えッ！？』
「ホントか！？しまった出遅れた！
しかしこの完全包囲網をどう切り抜けるか……！何者かの鉄球を食らってゴモラももう動けねェ！」
「もう道は一つしかねェだろ！」
「裁判所まで突っ切るぞ！」
意を決してあの敵陣の中突っ込んで行こうとすると、チョッパーが「誰も下りるな！」と叫んだ
ゴモラが「しっかり掴まってろ！」と言っていたらしいが……
あの鉄球を食らって、動くなんて無茶だ……！
「バルルルルァ〜〜ッ！！」
『うわッ！！』
「うわァア！おいゴモラ！お前……何自分から壁に突っ込んでんだ！」
「どうした！？やっぱりもう無理なのか！？」
「……！違う！目が見えねェんだ！網膜をやられて視力を落としたんだ！」
なら尚更走れる体じゃねェのに、ゴモラは制止も聞かず叫びながら闇雲に前へと進んでいる
チョッパーが言うには、「ソドムと約束したんだ」……って、言ってるみてェだけど……！
「ゴモラ！止まれ闇雲に走るな！前は行き止まりだ！ぶつかって死んじまうぞ！」
「────行き止まり？そんなもん見えるか？」
「いやァ、どこにも見当たらねェな」
え？と反応するより早くゾロとサンジはもう姿を消していて
代わりに、目の前にあったはずの壁が二人によって壊されているのが見えた
って事は……もうここは！
「着いたぞ〜〜！！裁判所だゴモラ〜〜ッ！！」
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鶯(プロフ) - れたすさん» コメントありがとうございます！有難いお言葉です…書き手冥利に付きます！夢主があの世界で浮かないよう試行錯誤しながらお話を書いているので本当に嬉しいです！まだ明かされていないお話も追々書いていきたいので良ければ読んで頂けると嬉しいです…！ (2022年6月10日 21時) (
レス) id: ccb4a5abb8 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - なんで今まで読んでなかったのか分からないくらい面白かったです！！原作にすごく忠実なのに夢主が浮いてなくて読みやすいし、まだ明らかになってない設定とかあるのかなーってわくわくしてます！ (2022年6月10日 21時) (レス) id: 2b6b2b0610 (このIDを非表示/違反報告)
鶯(プロフ) - アイズさん» コメントありがとうございます！だいぶ長いお話ですが一気に読んで頂けるとは…！有難い限りです！更新も出来るだけ早め早めに出来るよう努力していきたいです、ご期待に応えられるよう頑張ります！ (2022年5月11日 11時) (レス) id: ccb4a5abb8 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - 一気に読んでしまいました！一からだと懐かしい話ばかりで更新楽しみにしてます！ (2022年5月11日 10時) (レス) id: 3dc7d1a49b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶯 | 作成日時：2022年3月23日 16時
