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寮に帰ってきて、メールを確認してみたら返事が来てた
［部屋で待ってる］と、短い文章だった
……うん、よしっ！着替えて行こう
＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
＿＿＿
『ふぅ……』
轟君の部屋の前、うわ。なんか緊張してきた
コンコン、とノックするとすぐ出てきてくれた
「……絵描」
『えっと、返事……しに来ました』
「ありがとな
……その、なんだ。見られたり聞かれたりしたら嫌だろお前
……嫌じゃなければ、中入れよ」
『あ、じゃあ……お邪魔します』
こないだ入ったけど……あの時は告白されたから、なんかちょっと変に緊張する
敷かれてる座布団に座るとお茶を出してくれた。優しい
『あ、えと……その。告白なんだけどさ
……その、気持ちは物凄く嬉しかったし告白なんか初めてで……あの時はテンパっちゃってごめんね
でも、あの。本当に申し訳ないんだけど……』
「……そうか、わりぃな。インターンで大怪我したって言うのに色々悩ませて」
『ううん、こっちこそごめんね
でも、私……一瞬酷いこと考えちゃったし。やめといた方が良いよ』
「何、考えたんだ？」
『……私ね、好きな人がいるんだ
その人の事結構ずっと好きなんだけど……相手は私に興味ないって分かってるし。ここで轟君の告白を受けちゃえばその人の事考えずに済むかな……って考えちゃって
ごめんね、ごめん。轟君の気持ちを踏みにじるような事考えて……っ！』
「……緑谷か？」
『えっ？』
「や……緑谷と仲良いように見えてたからつい……
なんかあいつ、人の好意には鈍感そうだしな」
『……っはは、緑谷君じゃないよ。
緑谷君はもちろん格好いいけど、好きってよりかは凄いな〜……って感じ』
そっか、緑谷君かあ……
お茶子ちゃんだろうな、そこは
『……あのさ、誰にも言ったことないんだけど……良い？私の好きな人言っても
……って、嫌か。仮にも好きなんだもんね私のこと
ごめんね、忘れて』
「いや、言ってくれお前の好きなやつ
気になるってのもあるが……誰にも言ってねぇんだろ。」
『う、うん……』
「……気持ち、溜め込み続ける事が辛いのは俺も分かる。"相手は私に興味ない"っつってたが……あるかもしれねぇだろ
……俺は、好きなやつには幸せになってほしいと……思う」
轟君のその真っ直ぐな瞳が
眩しすぎて
……私って、良い人に好かれたんだな
じわ、と目尻に涙が浮かぶ
『……あのね、私、実はね
相澤、先生が……好きなんだ』
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鶯(プロフ) - 風和楽さん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまい申し訳ありません……！最後のシーンは書いてた当時も今も納得のいく終わり方なのでそう言って貰えて嬉しい限りです！ (2021年4月27日 18時) (
レス) id: ccb4a5abb8 (このIDを非表示/違反報告)
風和楽 - 最後、マジキュン死するかと思ったアアア。面白かったです。 (2021年4月20日 10時) (レス) id: eed6321382 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 鶯さん» もっちろん！全然ゆっくり待ってますよ〜(*^^*)とってもいい作品だと私は周りに行ってもいいと思います！胸にきますもん！これからも応援してます（これから楽しみ！！ (2021年4月18日 11時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
鶯(プロフ) - 桜澤さん» 桜澤さん！お久しぶりです！そして何とも有難いお言葉…！本当にありがとうございます！誰かの心に残る作品となれて書き手冥利に付きます…！更新は前よりずっと遅くなると思いますが、今回もどうか宜しくお願いします！！ (2021年4月14日 22時) (レス) id: ccb4a5abb8 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 忘れてないよー！！！毎回通知来る度に見てたよー！？(他の人のコメント通知wでも、自分が辛くなったらよく来て見てましたよ(*^^*)心の中が暖かくなって、すごく楽しくって、更新また待ってますね(^-^)きょう (2021年4月14日 13時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文月 | 作成日時：2018年8月23日 17時
