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あ「ただいま」
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母「お帰りなさい。
刀を持ち出して、どこへ行ってたのですか？」
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ばれたか………
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あ「念のためです」
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母「ではなぜ森へ？」
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後をつけてたのか………
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あ「お母様には、関係ありません」
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私は、いつもの笑顔をなくし無表情
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ﾊﾟﾝｯ！！
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まだ玄関だったため、はたかれた勢いで家の外へ出てしまった
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驚いた住人たちが、こっちを見てくる
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１人の住人が、私の頬が赤くなっていることに気づいてしまった
住人「大丈夫ですか！！」
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あ「大丈夫ですよ。
ただの親子喧嘩ですから(ﾆｺｯ)」
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母「そうですよ。
気にすることはありません」
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お母様は冷酷…
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そう住人たちが言っていたのを聞いたことがある
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確かに、お母様にはまるで感情がない
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住人「それはひどいんじゃないですか？」
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なんて馬鹿なことを……
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お母様にはむかったら……
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ﾊﾞﾝｯ
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執事に殺される………
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女神は人を殺してはいけないから……
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殺される事なんて
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わかってたはずなのに
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お母様…
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昔言ってたよね…
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“みんなを平等に愛せ”
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その気持ちはどこにいったの？
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私の目の前で…
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私をかばってくれた………
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何の罪もない人たちが…
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あたりまえのように………
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………殺されていく……
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こんな暮らしは……
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もう嫌だ！！
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私は足に石を縛りつけ……
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ﾄﾞﾎﾞﾝｯ
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海へ飛び込んだ………
………
……
…
はずだった………
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撫子 - シャンクスSAIKOU！！感情をなくした少女、過去の私に似てました…。 応援してます！ (2014年9月30日 17時) (
レス) id: 4de5146213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*Ai* | 作成日時：2012年10月14日 2時
