お花 ページ12
暫く走ると、金色に、空高く開いている穴から差し込む薄い光に照らされ輝くお花が咲いていた。
▼ほら、ここでさっき言っていた様に君の髪にお花を飾ってみたいな、と思って!
そういうと、『ごめんね』と呟きながらフリスクはひとつ、ふたつとお花を抜いていった。
それをじっと見つめていると突然、頭の上に冠が乗った。
*ほら、お似合い!
それはキャラの作ったお花の冠のようで、とても綺麗で、作ってもらえたことがとても嬉しかった。
▲...!!ありがとう、キャラ。
と、笑って見せた。自分なりの、とびきりの笑顔で。するとキャラは、元々赤い頬をもっと赤くして
*どういたしまして!
と、可愛く笑ってくれた。
▼ねえねえ、こんな感じでどうかな?
僕とキャラが話している内に完成させたフリスクは、僕に『立って見せて!』と言ってきた。
僕も、お花のついた僕の髪が見てみたかった。
すっと立ち上がると、ふわっとお花が舞った。
*/▼...うわぁ、とっても...綺麗。
2人はあんぐりと口を開け、僕の方を向いていた。
そっと髪を持ち上げてじっくり見てみると、そのお花はひとつひとつ丁寧に髪につけてあり、白い髪に金色が栄える様だった。
僕も綺麗だな、そう思った。
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美由希(プロフ) - こういう世界観、大っ好きです!! (2017年1月27日 15時) (レス) id: c582e4328f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2016年12月4日 11時