日常記録3【爆豪勝己】 (ページ2)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:33,319 hit

＊ページ2

ものすごく高いマンションの地下駐車場に車を泊めて
エレベーターで上層階に上がる

貴｢わー、綺麗にしてんのね｣

爆｢てめぇと一緒にすんな｣

私の部屋見たことないくせに汚い扱いか！っと怒ろうと思ったけど、部屋の凄さに好奇心が勝つ

貴｢てか広！さすが人気ヒーロー
いい所住んでるね〜｣

爆｢おい、はよ着替え＿＿＿＿｣

貴｢わっ！すごい！東京タワーまで見えるじゃん｣

爆豪の呼びかけを遮って駆け寄る

全面ガラス張りの窓に張り付いてその景色を眺めた
生憎の雨だけど、立地の良さはわかる

爆｢ガキじゃあるめぇし、とっとと着替えろや｣

貴｢だって、同じタイミングでヒーローになったのに
こんなにも生活違うってなんなのさ｣

爆｢……なら、ここ住め｣

何の冗談？と笑って返して、窓の外を見下ろしていたら爆豪からの返事が返ってこない

どうしたのかと振り返ろうとしたら

貴｢ちょっ…｣

いつの間にか真後ろにいた爆豪
私が逃げられないようにその腕で窓と爆豪の間に閉じ込める

いきなり何か、と斜め後ろを見上げて見れば
鋭い赤と交わる

爆｢冗談じゃねぇけど｣

貴｢え、ちょ……なに｣

爆｢着替えねぇてめぇがわりぃ｣

貴｢き、着替えるから、どいて｣

爆｢もう遅せぇ｣

そう言ってまた一歩私に近づく
爆豪の吐息が耳にかかって、ビクッと身体が揺れる

貴｢なッ｣

背中にペタリと爆豪の胸板があたり
大きな手が腰を触る

貴｢やめ……そういうんじゃないじゃん…私たち｣

爆｢ンなこと思ってんのテメーだけだわ｣

耳のすぐ傍に爆豪の顔がきて、熱っぽい声が囁かれる

貴｢ちょっ…待っン｣

ベタりと張り付いたシャツの中を爆豪の大きな手が侵入してきた

プツンと簡単にホックが外れる

爆｢ノコノコ男の家上がんな｣

貴｢んぅ…ッ、理不尽…｣

足の間に爆豪の太ももが入ってきて本格的に逃げられない

カプリと耳を甘噛みされて、それに応えるように甘い声が漏れてしまう

爆｢てめぇも乗り気じゃねぇか｣

貴｢それはっ、爆豪が…ふッ、ン｣

爆｢腰、揺れてっけど？｣

わざとらしく耳もとに響かせて、身体がカァっと熱くなる

貴｢も…許さなッ、い、｣

爆｢逃げンなら今｣

貴｢…ッバカ…今更ッも、無理…ん｣

分かってたかのうようにフッと笑った爆豪に
いとも簡単に絆された