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凛月side
『だから、軽々しく触れないで』
なんて、なんで言っちゃったんだろう。
王さまに他意がないのはわかってる。紛れもなく、俺のみっともない嫉妬なんだよね。
嫌われた、かな。
「ちょっ、凛月先輩！そろそろ起きてください！」
「ん…わかってるってば」
第一寝てないし。あんな態度とった後のAの顔見て悠々と寝てられるわけないでしょ、ばか。
「じゃあ、皆揃ったしレッスン始めよっか！」
あんずがにっこりと笑って空気を変えてくれる。
Aちゃんは思ったことを口にするだけでいいからね、とフォローしながら「いくよー」とボタンを押した。
空気が変わるのを感じながら、怠い体を動かす。
けれど、少しだけ暗く伏せられていたAの瞳に光が宿った時には、俺の体はふわりと軽くなったような気がしたんだ。
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「Aさんっ、お姉さま！私のdanceいかがでしたか⁉」
曲が終わった途端、緊張の糸がふつりと途切れる。
王さまは床にペンを…って油性ペンまだ使ってたんだ。これはスーちゃんに怒られるパターンかな。
そのスーちゃんはといえば、まるで犬が如く特にAにじゃれついている。
いつの間に名前で呼ぶ関係になったんだか。スーちゃんも嬉しそうに名前を連呼してるし、Aも心なしか嬉しそう。
「…はーぁ」
「何ため息ついてるわけ？ほら、飲み物」
冷たく冷えたペットボトルの水。ありがとー、
なんて返して一口含む。
セッちゃんはそれを見計らって、口を開く。
「今日一緒に帰ってもいい？」
「は？なんで？」
「朔間と一緒に帰る約束してるんだよねぇ。
あと、それから…
Aとお近づきになってみたくてさぁ？」
どくん、と心臓が嫌な音を立てる。
セッちゃんはそれに気づかず口を止めない。
「今はかさくんが独占しちゃってるし。何気に王さまもナルくんもくっついてるしさ。ていうかかさくんがあそこまで懐くのは初めて見るんだけど」
で、一緒に帰ってもいいよね？という問いには、また一口水を煽って。
「なんで俺に聞くわけ。いいんじゃないの？」
俺もう寝るねーと言ってその場を離れる。
スーちゃんも王さまもナッちゃんも生徒会の一年も、皆みんなあいつに惹かれてしまうのが。
純粋に恋できるのが、俺はどうしようもなく狡く思えて仕方ないんだよ。
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蝶遊(プロフ) - 私も推しが似てて嬉しいです〜！ か、活躍…できる限り頑張りますっ！！笑 (2018年9月2日 7時) (
レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - 蝶遊さん» 来てしまいました~笑 推しが似てて嬉しいです..凛月くん人気!!!!!!!!! 今後の作者様の活躍を期待していますっ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
蝶遊(プロフ) - ▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中さん» わわ、こっちにも来てくださったんですね！ なんか推しが似てますね…笑 コメントありがとうございます！！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - うはぁぁぁ!!!!!!!!!歌い手小説からやって来ました(*''*) 推し…同じです！凛月くん~~好きや~~！！笑 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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