おかえり ページ21
貴女side
毎日いつも見ていた屋敷。でも、それを外から見ることはあまりなかった。まだ夢心地が覚めない。この制服を纏って「ただいま」というのは主人で、「おかえり」というのは私だったはずなのに。
入りなさい、と優しい笑顔で促されて、私はそっと扉を開けた。そこには、待ち構えたような同僚ふたりの姿があって。
「「おかえりなさいませ、零様。それから…
おかえり、A」」
柔らかい笑みで迎えてくれる、その言葉に目頭が知らずと熱くなる。そっと俯けば、ぎゅっと前から抱き締められた。
「ゆ、雪乃さん…」
「大丈夫だった？初めての学校。Aって口下手だし人見知りだからすごい心配だったんだけど、それはあとで聞くよ」
「俺にも聞かせて！学校のこと」
同僚の中で一番仲の良い、雪乃さんと春さん。二人の家系は朔間家に代々仕えていた家系で、ずっと修行を積んできた朔間兄弟の側近だ。入ってきたのは私と変わらないとはいえ、側近とほぼ同じ立場である世話係に入ってきた私に、朗らかに接してくれた。
「…はいっ、もちろん」
二人は顔を見合わせて、嬉しそうに微笑みあった。
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「…じゃあ、大丈夫なんだね？」
「はい、今のところ」
よかった、とホッとしたように笑う雪乃さん。ここで仕えている人の名は、大抵本名ではない。だからか、彼女は名前の通り白に近いような白銀の髪と、すっきりと切れ長なうすい色の瞳を持っている。本当に雪を冠するのに頷ける少女だ。
「ふーん、でも、その学校男子しかいねぇんだろ？」
俺らの大事な嬢さんを置いとくのは心配だよなー、と私の頭に腕を乗せて来る彼は、雪を冠する雪乃さんの冬と真反対の名前を持つ、春さん。
ストレートなネーミングと、朗らかな性格が相まっている。少し背が低めな黒髪の朔間様担当の側近。
「でも、大丈夫そうです。いい人ばっかりですし」
「Aは人を惹きつけるからな。十分気をつけろよ」
「……もちろんですけど」
やっぱり、ここの人たちにとって私は子供なんだろうか……。
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同僚で全部片付けるのが難しくなったので、二人キャラを入れました。二人が良き友人でありますよう…。
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蝶遊(プロフ) - 私も推しが似てて嬉しいです〜！ か、活躍…できる限り頑張りますっ！！笑 (2018年9月2日 7時) (
レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - 蝶遊さん» 来てしまいました~笑 推しが似てて嬉しいです..凛月くん人気!!!!!!!!! 今後の作者様の活躍を期待していますっ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
蝶遊(プロフ) - ▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中さん» わわ、こっちにも来てくださったんですね！ なんか推しが似てますね…笑 コメントありがとうございます！！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - うはぁぁぁ!!!!!!!!!歌い手小説からやって来ました(*''*) 推し…同じです！凛月くん~~好きや~~！！笑 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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