【ゴーストハント】式神使いの女の子[禁じられた遊び]

１１話　異例ずくめ ページ46

滝「麻衣は？」
　


『ダメ、見失っちゃった・・・』



走って行った麻衣をすぐに追いかけたものの見失ってしまった



リ「いったいなんだっていうんです？」



滝「・・・あ―」



ナ「どうした」



滝「わりぃナル坊、麻衣が逃げた

リンが切れちまって怒ったら飛び出してったんだ」



ガァン！ガンガン！！



『この音って・・・ケンジ君の・・・』



滝「――怒らせちまったか、麻衣――！」



それからしばらくして・・・



『音が止んだ・・・麻衣・・・何処に行ったの・・・』



滝「！まさか・・・麻衣！？」



ケンジ君が落ちたと思われる水路を覗いた



ナ「どうだ？」



滝「いない、水路にも落ちてない」



・・・良かったんだか悪かったんだかって感じだな・・・



ジ「・・・これまでの例からしたらしばらくしたら出てくるはずですけど・・・

ケンジ君が合図にあんなごっつい音をたてたゆう話は聞いたことおまへん」



リ「いったいどういう事ですか？」



『ジョンがタナットからケンジ君を落とした時彼はそばにいた麻衣に憑いた

これは初めてだって言ってた、ラップ音がしたのも初めてだって』



ナ「ジョンは落とすときに珍しく抵抗を感じたといっていた

よほど父親の傍を離れたくなかったんだろう

そもそも頻度も増えつつあった上に今回は異例ずくめだ

これまで隠れた子供は自発的に出てきたが今回もそうだとは限らない――

だから相手をしていろと言ったんだがな」



『ナルの助手をしていて何でわからないんだか・・・』

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