27話 後悔 ページ27
『呪詛を行ったのは・・・生徒達・・・』
麻「――い、いま、なんて・・・?
やめて、やめてよナル!そんなのだめだよ・・・!」
ナ「なら松山を見殺しにしろと?お前まで馬鹿になるなよ
知らなかっとはいえ生徒達は呪詛を行った
法で罰せられなくても、これは殺人の手助けにほかならない
呪詛は生徒達に返る、原因となったこの人はそれを後悔する。これでフェアというものだろう」
フェア・・・?本当に・・・?
この人は本当に後悔なんてするの・・・?
安「渋谷さん、蔵野さん・・・呪詛が返ったら僕らはどうなるんでしょう?」
『・・・呪者の数があまりに多いので分散されて効力は薄まると思います
ただ・・・理論上の話なので実際は・・・分かりません、ごめんなさい』
安「・・・解決をお願いしたのは僕達です、それしか方法がないのでしたら・・・」
ナ「ありません」
安「では・・・よろしくお願いします」
麻「松山だけ守られて他のみんなは守ってもらえないの?
この人だけ何の罰もなし!?そんなのズルイよ!」
『麻衣、落ち着いて』
麻「A!Aは何とも思わないの!?」
『何とも思わないわけないでしょ?
先生にはそれなりの報いは受けてもらうよ』
麻「っ・・・ナルなんて大っ嫌い!!」
ナ「バカに嫌われるとは光栄だな リン、準備を始める」
そう言うと二人は部屋から出て行ってしまった
『・・・麻衣』
黙って俯いている麻衣の背中を軽く撫でると麻衣は「わかってるもん」と小さく呟いた
麻「ナルが正しいってことぐらいわかってるもん
でもだからってナルが言ってること全部に「うん」なんて言えないよ
バカって言われてもいいもん、なんか・・・違うんだもん・・・」
そう言って麻衣は静かに涙を流した
『・・・そうだね』
私はそう言って麻衣の背中を撫で続けるしかできなかった
ぼーさんはそんな麻衣の頭に手をやって頭を撫で、周りは複雑そうな表情をしていた
綾「でも、仕方ないわよ、もうアタシ達にできることがないんだから」
麻「止める・・・あたし、ナル達を止めに行く!」
そう言うと麻衣は会議室から飛び出していった
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海歩優(プロフ) - リュウさん» ありがとうございます!ぼーさん夢なかなかないですよね、私もそれがきっかけで書き始めました。頑張ります! (2020年5月5日 14時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
リュウ - いつも更新楽しみにしています。ぼーさん夢がなかなか無いので是非完結までして欲しいです。 (2020年5月4日 22時) (レス) id: 29665f9b68 (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - あこさん» コメント嬉しいです!ありがとうございます! (2020年4月5日 20時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 初コメ失礼します。すごく面白くて続きが気になります!更新頑張ってください^ - ^ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 2f6741d080 (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - 笹△▲さん» ありがとうごいます!頑張ります! (2019年12月14日 22時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海歩優 x他1人 | 作成日時:2019年12月12日 0時