７８話 武器の時間 ページ29
手首を軽く拘束してハッチの下に降りる
でもそれだけだと不自然だから先生が私の背後に立って
首元に甲斐が持ってきていたナイフが添えられる
先「警察の皆さーん、そこまでです」
扉の向こう側には予想通り特殊部隊がいて、パソコンを持っていた
多分、先生の言う特殊な鍵を開けたんだろう
先「倒れたという情報が出回っていたので、さぞかし驚かれたことでしょう
でも、生徒に情報拡散させたのは、僕の指示です」
実際に倒れてたんだけどね・・・
先「爆弾の数も減ってきちゃったので、新しい武器が欲しくて・・・
だから・・・ッ、」
突然、先生の言葉が詰まり、私に体重を掛けてきた
また痛みが襲ってるんだと察した
倒れないように警察には見えないように拘束をほどいて支える
先「ッ、・・・全ての武器をここに置いて・・・ッ、撤退して下さい、ッ・・・」
首元に掛かる息は荒くナイフを持っている手は尋常じゃないほど力が入っている
ナイフが皮膚に当たりそうになり、扉の向こう側の人達が銃を向ける
それを見かねた先生はフラつきながらもリモコンを押し
＿ドォンッ！！
直ぐ近くの天井を爆発させた
先「ご安心下さい！隊員の皆さんは、無事です
ただ・・・次は、本当に・・・ッ
真上にある爆弾をッ、爆破させます・・・ッ！
・・・どうしますかっ？」
こんな状態で立ってるのもやっとの筈・・・もう限界だよ・・・
私はわざとナイフを軽く当て、血を流した
警察にはちゃんと先生が当てたように見せた
先「っ！・・・さぁ、早く！」
五「！、武器を捨てて、撤退！」
指示が出たのか、武器を置き出した
先「ご協力に、感謝します・・・ッ
代わりと言っては何ですが、これからＳＮＳ・ＭＩＮＤＶＯＩＣＥに・・・ある情報をッ・・・流します
それをご覧になれば、皆さんの考えが変わるかもしれませんッ」
警察がいなくなったのを見計らって
先生を座らせて汗を拭きながら、マイクが付いたペン型のものを口の近くに寄せる
先「・・・ッ、一体…僕が何をしようとしているのか・・・ッ
Let's! Think・・・ッ」
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リィ(プロフ) - お…面白い…！更新頑張ってください！続きが楽しみ…！！！ (2021年7月31日 20時) (
レス) id: 82ad03ac51 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです！作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね！ (2020年6月12日 16時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - うりよさん» そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - レズアさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - 続きが気になります！！！！ (2020年4月3日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海歩優 x他1人 | 作成日時：2019年4月18日 22時
