７５話 気が付いた時間 ページ26
なんか、美術室騒がしいな・・・
さっきまで準備室で皆を探してたはずだけど・・・
なにかあったのかな・・・
そんなことを考えていると小さなうめき声が聞こえた
先「・・・うっ・・・」
「あ・・・先生・・・気が付いた？」
先「A・・・？」
先生は私の名前を呟くと腕を伸ばした
次の瞬間視界は真っ暗で先生の優しい、暖かい匂いに包まれた
茅「えっ？」
「先生・・・？」
先「っ・・・悪い、・・・美術室に行こう
手を貸してくれ」
さくらと二人で先生に手を貸すと少し微笑んで美術室に向かった
美術室に近づくと騒ぎ声が次第に大きくなっていった
さくらがドアを開けると中では甲斐が爆弾のリモコンをあとちょっとで押しそうになっていて
奥では瀬尾達が抑えられていた
扉が開いた音で美術室に居たみんなは一斉にこちらを向いた
先「お前がボタンを押す必要はない、汚れ役は俺だけで十分だ」
宇「えっ・・・ぶっきー大丈夫なの？」
先「なんとかね。甲斐、それを返せ」
先生は甲斐に手を差し出して返すように言うと甲斐は少し躊躇うようにリモコンを見て
先生に届くように投げた
先「おいっ！・・・危っぶな・・・もっと慎重に扱え！」
甲斐も考えないな・・・
もし下手に何処かに当たって反応したら爆発する恐れだってある
それを受け取った先生は自分の手首に装着して、さてと・・・と話を始める
先「俺の話は、何処まで伝わってる？」
宇「大体把握してると思うけど・・・」
先「そうか、なら・・・ここから、出たい者」
先生は手を挙げるように促す
するとパラパラと少ないながらも手は挙がっていた
先「そうか、分かった
じゃあ話し合いをする前に、諏訪が何の情報を持っているのか、それを確かめてから…」
諏「だから知らないって言ってんでしょ！！」
諏訪さんは自分が持っていたカバンを近くにあった机に思いっきり振り落とした
怒鳴る諏訪さんは甲斐みたいに強がっているだけで心の中では怖がっているように見えた
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リィ(プロフ) - お…面白い…！更新頑張ってください！続きが楽しみ…！！！ (2021年7月31日 20時) (
レス) id: 82ad03ac51 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです！作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね！ (2020年6月12日 16時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - うりよさん» そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
海歩優(プロフ) - レズアさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月5日 20時) (レス) id: 77975fecce (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - 続きが気になります！！！！ (2020年4月3日 16時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海歩優 x他1人 | 作成日時：2019年4月18日 22時
