丗玖話 ページ40
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『ごめんください……あ、カナヲちゃん!』
「あっ……」
『しのぶさん、どこに居るかわかる?』
「えっと……師範なら今は任務に出ていて……で、でも、アオイなら」
アオイちゃんか……でもいつもアオイちゃん忙しそうだしな……
『ううん大丈夫。隊服届けに来ただけだし……そうだ、カナヲちゃんが案内してよ』
そう言うと目を丸く見開いてゆっくり頷き返してくれた
『ありがとう!』
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『ふぅ……これで終わりっと……ごめんね、お手伝いまでさせちゃって』
「全然大丈夫、です……」
「あら、Aさん。いらっしゃってたんですか」
『しのぶさん!はい、隊服を届けに』
「そうでしたか、いつもお疲れ様です。よろしければお茶でもどうですか?」
『いいんですか?』
「もちろんです。カナヲ、私はお茶を淹れてくるからAさんを案内してあげて」
「お、お茶を淹れるのは私が……」
「いいんですよ。たまにはやらせてください」
『じゃあカナヲちゃん案内お願いします』
カナヲちゃんはまだ戸惑いを隠せないようだが私をいつもの縁側まで案内してくれた
……沈黙
『そ、そういえばカナヲちゃんっていくつだったっけ?』
「十六です……」
『そうかそうか……って同い年!!』
いや、年上とも年下とも思ってなかったけど!
同い年とも思ってなかった……
……じゃあ私は今までカナヲちゃんをいくつだと思っていたのだろかうか
『あれ?そしたらカナヲちゃんが私に敬語使う理由ないじゃん』
「えっと……でも、Aさんは先輩ですし……」
『いやいやいや……逆に言えば今は私隠の身でありながら隊士の方に敬語使ってなかったのか……申し訳ございませんでした……』
「い、いきなり敬語っていうのもなんだか……」
『うぅ〜そうだよね……』
いきなり改まってもなあ
そうだ!
『じゃあお互い敬語は無しって事で!せっかく同い年なんだしさ!』
「で、でも」
『この件に関しては異論は認めません!』
だってちょっとくらい強制にしないとカナヲちゃんすぐに敬語になっちゃうし
『だからAって呼んでね。さん付けも無し!』
「わ、わかりまし……わかった」
『うん、やっぱりそっちの方がいいよ!』
どことなくカナヲちゃんも嬉しそうでなによりなにより
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Rail(プロフ) - 蓮莉☆〜(ゝ。∂)さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!!これからもよろしくお願いします(o_ _)o (2020年4月4日 11時) (レス) id: 176522ced7 (このIDを非表示/違反報告)
蓮莉☆〜(ゝ。∂) - 面白くて一気読みしちゃいました( ´ ▽ ` )ノ更新頑張ってください☆ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 4e2f990c90 (このIDを非表示/違反報告)
Rail(プロフ) - Regulusさん» コメントありがとうございます!!ほんと亀更新の作者ですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!! (2020年4月2日 14時) (レス) id: 176522ced7 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2020年4月1日 21時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
Rail(プロフ) - 麻美さん» ご指摘ありがとうございます!完全な編集ミスです。柱ではなく、隠ですね、、、訂正しておきます。 (2020年3月21日 15時) (レス) id: 94227c1ed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rail | 作成日時:2020年1月11日 23時