その4 ページ5
今剣「もう、いしきりまるさまはまだすぶりしてるんですか!」
石切「こうでもっ!しないとっ!厄をっ!落とせっ!ないんだっ!!」
石切丸はブンブンと大太刀用の木刀を力強く振るう。御幣をへし折ってしまったため、加持祈祷の変わりに素振りをしているのだ。
小狐「あやつの打撃が上がるだけじゃろうに。」
三日「へし切のように大木を圧しきってしまうのかもしれぬな、はっはっはっは。」
岩融「がははっ、それそれは。主にも見せてやりたいな!」
鶯丸「大包平なら、やりかねんな。(ズズッ」
平安刀達による、平安ジョークをしていると、数珠丸がとぼどぼと歩いてきた。
数珠「……おや」
三日「お、数珠丸殿じゃないか。」
数珠「皆様でお茶会ですか…」
鶯丸「お前もどうだ?石切丸の素振りを見ながら、茶でもどうだ?」
鶯丸は茶を見せるが、数珠丸は首を振り、「すいませんが…」とお茶会を断った。
数珠「これから、滝に打たれてきますので……お茶会は後ほど…」
そう言い残し、数珠丸はその場を後にした。
今剣「じゅずまるはまた、しゅぎょうですか。」
岩融「根の詰めすぎは良くないと思うんだがな?」
鶯丸「あいつなりの過ごし方なんだろう。」
三日「だろうな。数珠丸殿は主に会うまでの間、山伏国広と山に籠もって修行をしていたらしいからな。」
小狐「…小狐はあやつがぬし様を避けていると感じますな。」
小狐丸の発言に三日月が反応した。勿論、反応したのは三日月だけではない、今剣や岩融もだ。
三日「避けていると…な?」
小狐「ぬし様が優しく接してくださっているにも関わらず、あやつはぬし様に素っ気ない。」
今剣「そういえば、さいきん…あるじさまがあんでくださったまふらーとやらをかえしていました。」
岩融「うーむ、あやつにはあわなかっただけでは?」
三日月たちが考えれば考えるほど、数珠丸に対する謎が深まっていくばかりだった。
鶯丸「あいつに詳しいやつが一振りいるんじゃないか?なぁ?石切丸」
石切「フンッ!!」
バキィッ!!
石切丸は木刀を折れる、現在進行形で折れているが、そのぐらいの力を最後に入れ、素振りを終えた。
石切「そうだね。私から色々、聞き出してみるさ」
石切丸は素振り終わりの風呂に入り、体を清めた後、新しい内番に着替えてある、一振りの刀の元へ行く。
石切「青江さん、いるかい?」
青江「おや、珍しいね。その様子だと、すっきりしたんだね?…ストレス解消のことだよ?」
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☆ねこ☆ねこ☆ - 過保護本丸・・・w好きな人出来たら相手徹底的に潰しにかかりそう・・・ (2022年7月28日 21時) (レス) @page6 id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
編集下手くそマン(プロフ) - 心咲さん» 南泉は出しますが、ソハヤ?千代金丸?知らない子ですね。← (2019年2月25日 10時) (レス) id: 0a69df3710 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 35話が37話になっています! (2019年2月22日 11時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
心咲 - いつも楽しく物語を読んでいます!大好きです!!ソハヤノツルキ+南泉一文字+千代金丸が出ていません、お願いして良いですか?南泉くんの猫語がかわいい!応援します、頑張って下さい! (2019年2月4日 21時) (レス) id: 2574fe1d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2019年2月4日 10時