その14 ページ15
南泉「大丈夫…にゃ、この小屋は大きい大木の上にあるにゃ、川が氾濫しても平気…にゃ」
A『木の上に…』
南泉「ここは元々、狩人が使用してた小屋にゃ。今は俺の縄張りになってるにゃ…」
A『そう…なんだ。』
ザー……
雨音が聞こえてきた。南泉はその雨の音に驚いて肩をびくっと震わせた。
A『南泉……雨嫌い?』
南泉「……嫌いにゃ、猫じゃにゃいけど…水が嫌いなんだにゃ」
南泉は水や光もの、犬、味噌、ネギ、にら等々が大っ嫌いらしい。本人曰く、『全部呪いのせいにゃー!!』らしい。
南泉「…雨が止んだら、お前をあの本丸に返すにゃ…」
A『返すの?…』
南泉「………。審神者が呪いを解くことが出来ないなら、用はない……にゃ。」
A『私を返したら、南泉は…どうするの?』
南泉「……俺は、政府の所に行くにゃ。元々俺は……政府産で、イベントの報酬にゃ。」
A『返品されちゃうって事?』
南泉は小さく頷いた。しかし、この南泉は審神者殺し未遂の容疑で政府に行っても刀解まっしぐらだ。
南泉「お前、本当に三歳児にゃ?…まぁ、いいんだにゃ……、俺は生きていても意味がないんだにゃ」
A『……南泉…』
南泉「さ、もう遅いにゃ。早く寝て明日朝早くお前を本丸に返すにゃ」
南泉は審神者を布団に寝かせ、添い寝をする。審神者はあっという間の一日だったと思いながらも南泉の頭を撫でる。
南泉「……♪♪(ゴロゴロ」
刀剣でもやはり猫なのか。南泉は気持ちよさそうに撫でられながらも喉をゴロゴロと鳴らしながら眠った。審神者も眠りについた。
翌朝__。
??「…じ!…主!!」
A『!!』
審神者は誰かに揺さぶらて目を覚ました。
小夜「主!」
A『小夜ちゃん……?』
小夜「嗚呼……主!無事でよかった!!」
小夜が審神者をギューッと抱き締めると審神者は周りをキョロキョロする。どうやら、本丸の正面玄関辺りの所らしい。
A『……南泉…。そうだ、南泉は?』
審神者が小夜に聞くと小夜はいつもの口調に戻った。
小夜「……あいつは、こんのすけが連れてきた政府の役人に連行された。…多分、今頃…刀解されるんじゃないかな……」
A『そんな……。!…長義は?むっちゃんは?』
小夜「あの二振りもこんのすけ達について行った。多分、取り調べか何か……してるのかも」
審神者は頭が真っ白になった。そして、自分が眠りが深すぎることを恨んだ。もっと早く起きていれば……。
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☆ねこ☆ねこ☆ - 過保護本丸・・・w好きな人出来たら相手徹底的に潰しにかかりそう・・・ (2022年7月28日 21時) (レス) @page6 id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
編集下手くそマン(プロフ) - 心咲さん» 南泉は出しますが、ソハヤ?千代金丸?知らない子ですね。← (2019年2月25日 10時) (レス) id: 0a69df3710 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 35話が37話になっています! (2019年2月22日 11時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
心咲 - いつも楽しく物語を読んでいます!大好きです!!ソハヤノツルキ+南泉一文字+千代金丸が出ていません、お願いして良いですか?南泉くんの猫語がかわいい!応援します、頑張って下さい! (2019年2月4日 21時) (レス) id: 2574fe1d7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2019年2月4日 10時