検索窓
今日:5 hit、昨日:24 hit、合計:201,551 hit

その10 ページ11

??「どいつもこいつも、うっとうしいにゃ!!」

影は刀を抜き、刃先を審神者に向ける。短刀達は下手に動けないでいた。

乱「主さん!!」

??「動くにゃ!!動いたら…こいつの耳を切り落とすにゃ!!」

乱「っ!」

審神者は影に担がれたまま、部屋の外に出た。影はそのまま、部屋の中にいる粟田口達から目を離すことなく、見つめていた。

??「よし、お前らはそこから一歩も動くにゃ。お前は俺と来るにゃ!!」

粟田口「「「大将/主さん/主君/主さま!!!」」」

影はそのまま、審神者を担いだまま闇に消えていった。後藤と信濃はすぐに本丸中の刀剣に伝える。最初に駆けつけたのは長谷部だった。

長谷「どうした!!二振りとも!」

信濃「長谷部さん、大将が!」

後藤「大将があいつに連れてかれた!!」

長谷「何っ!?」

長谷部はすぐに塀に上がり、偵察を始める。長谷部は打刀で夜戦でも多少は目が利く。

長谷「……見つけたぞ。」

長谷部が目をこらすと曲者らしき影を見つけた。長谷部は振り返り、短刀達を見る。

長谷「博多、厚!!一緒に来いっ!!」

博多「わかったばい!」

厚「おっしゃあ!!」

長谷部と博多、厚は林の中に入り、林から林へと移動しながら影の後を追う。

長谷「俺達から逃げられると思うなよ、曲者め!」

??「ッチ、もう追いついてきたにゃ!!」

A『!……長谷部、博多、厚!!』

審神者は何とか抵抗しようと身じろぎをしてみたが、曲者の力が強く意味がなかった。

長谷「林ごと、圧しきってやる!!」

??「あっぶにゃっ!?」

長谷部は台詞の通り、林ごと曲者を圧しきろうとしたが、避けられた。

長谷「ッチ……」

??「今のはやばかったにゃ……」

曲者がよそ見をしていると、先回りしていた厚と博多が真上から攻める。

厚「おらぁ!!」

博多「逃がさんばい!!」

二振りが会心の一撃を繰り出そうとしたが、曲者のほうが一撃を繰り出すのが速かった。二振りは薙ぎ払われ、林にぶつかり気絶した。

厚「ぐあっ!!」

博多「うはぁ!!」

長谷「厚!博多!!」

長谷部はやむを得ず、追撃を止め、厚と博多の救助に向かった。

長谷「主……、主ー!!!」

厚「たい……しょ」

博多「ある……じ」

こうして、曲者と審神者は夜の林の中へと消えてしまった。長谷部達は本丸に戻り、謝罪した。

長谷「すまない…俺が未熟なばかりにっ」

薬研「長谷部は悪くねーさ」

獅子「そうだぜ、長谷部は頑張ったって!!なっ?」

その11→←その9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (556 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
293人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

☆ねこ☆ねこ☆ - 過保護本丸・・・w好きな人出来たら相手徹底的に潰しにかかりそう・・・ (2022年7月28日 21時) (レス) @page6 id: 1b5a174a77 (このIDを非表示/違反報告)
編集下手くそマン(プロフ) - 心咲さん» 南泉は出しますが、ソハヤ?千代金丸?知らない子ですね。← (2019年2月25日 10時) (レス) id: 0a69df3710 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 35話が37話になっています! (2019年2月22日 11時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
心咲 - いつも楽しく物語を読んでいます!大好きです!!ソハヤノツルキ+南泉一文字+千代金丸が出ていません、お願いして良いですか?南泉くんの猫語がかわいい!応援します、頑張って下さい! (2019年2月4日 21時) (レス) id: 2574fe1d7b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2019年2月4日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。