番外12 ページ27
太鼓「は〜い、何も聞こえないな〜？主」
太鼓鐘が審神者の耳を塞ぐ。物吉は審神者にはお見せできない顔でにっかりをじろりと見る。
A『？？……貞ちゃん、なんでお外みるの？』
太鼓「え？！…あー、えっと……ほら！いい景色だろ？夏だけど、風が冷たくて気持ちいいし、何より庭が綺麗だよなー！(滝汗」
A『？？』
しばらくしてから、太鼓鐘は審神者の視線を中に戻して、よしよしと撫でる。
物吉「ところで、主様はこの後どこに行くんですか？」
物吉が審神者の視線にあわせるようにしゃがみ、天使のような微笑みで審神者に問う。
A『畑……。』
太鼓「ほ〜ん。畑なら、みっちゃんや伽羅もいるぜ」
青江「後は、小夜くんがいたね？」
後藤「チビ達も一緒のはずだ。」
四振り曰く、畑には燭台切、倶利伽羅、小夜、粟田口もいるようだ。
物吉「転ばないように気を付けて行ってくださいね？」
A『うん……』
青江「返事は、「はい」だよ。」
A『はーい……』
審神者は返事を青江に直されては、四振りに手を振って鍛錬場を出た。
後藤「にっかりってさ、結構、礼儀作法に厳しいよな。」
青江「これでも、僕は主の教育係だからね。駄目なところは直す主義なんだ。」
太鼓「あんがい、しっかりしてんのな。」
青江「しっかり青江。なんてね♪」
物吉「……さぁ！稽古の続きしましょう！」
審神者はとてとてと廊下を歩き、畑に向かおうとしたが、広間で鳴狐のお供、鵺、五虎退の虎、亀吉、こんちゃんがいた。
お供「ん？おー！これこれは、あるじどの！」
A『……お供』
審神者はお供達に近づき、ちょこんと座ると、五虎退の虎は審神者に近づいて包むように床に伏せた。
虎「ゴロゴロッ……♪」
鵺「♪♪」
五虎退の虎に続いて、亀吉を乗せた鵺やこんちゃんも審神者に近づく。お供は審神者と向かい合うように座る。
お供「あるじどの、今。我々でお供会議をしていたのでございます♪」
虎「がう♪」
A『お供会議？』
お供「はい！わたくしなら、鳴狐。虎殿は五虎退殿。鵺殿は獅子王殿に、こんのすけ殿はあるじどのにおつきになっております。」
どうやら、お供だけの集まりのようで、それぞれ主人について話しているらしい。審神者は五虎退の虎の毛をもふもふしながらお供の話を聞く。
虎「♪♪」
鵺「！(汗」
鵺も撫でてと言わんばかりに審神者に擦り寄る。
A『………可愛い♪』
お供「あるじどのの方が可愛らしですぞ」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続編を楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年10月4日 10時) (
レス) @page29 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 活劇の字が間違ってますよ。活撃ですよ。 (2019年2月14日 21時) (レス) id: 93d8fb6e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2019年1月28日 15時
