番外8 ページ23
一期「主殿、ここにおられたのですか。」
粟田口の長男、一期も現れた。
歌仙「まさか、粟田口が主の近侍かい？」
清光「ご名答。」
安定「陸奥守が、赤ちゃんになったときの近侍は粟田口のほうがいいだろうって」
安定は審神者の小さい手を弄りながら、説明する。審神者はもうされるがままになっていた。
お供「主殿の世話は粟田口にお任せくださいませ！！」
鳴狐「……任せて」
安定から審神者を譲り受けた鳴狐。審神者は鳴狐の腕の中でお供の狐を撫でていた。
一期「うちは人数も多いですし、弟達は皆、元の主が幼い頃から一緒にいたものもいます故。陸奥守殿に任されました。」
清光「確かに、短刀って子供の近くに置いとけば厄払い？だっけそれの身代わりになったりとかしたんだっけ？」
歌仙「そんな話しを以前、こんのすけから聞いたね。短刀は幼い子供。５歳児の子供の懐刀とされていたらしいからね。だから、審神者の初鍛刀は短刀なんだって、聞いたよ。」
安定「主の懐刀……。なんか、凄い重要な役割だなぁ」
一期「確かにそうですが、主殿の一番の懐刀は小夜殿とわたくしは思いますな。」
清光「確かにね。でも、その懐刀がいないときのための俺達でしょ？」
一期「そうですな…」
一期達は赤子の審神者と戯れる粟田口の短刀達と鳴狐を見つめる。
一期「しかし、主殿はわたくし達の『役割』をよく理解しているほうかと、思います。」
歌仙「そうだね。」
歌仙は髪を結い終わると袖をまくり始める。
歌仙「後で温かいミルクの入った哺乳瓶を持ってくるよ。」
一期「すいません、ありがとうございます」
歌仙「いや、大丈夫だよ。頼むから主から目を離さないでおくれよ？」
そう言いながらも、厨へ向かう歌仙。一期は「心得ておきます」と軽く会釈して審神者達の元へ向かう。
乱「主さんはまだタッチできないのかな？」
前田「どうでしょう？ハイハイをするだけで精一杯だと思います(汗」
秋田「でも、赤ちゃんでも主君は可愛いです♪」
一期「こらこら、主殿を困らせてはいけないよ？」
一期達は粟田口の部屋に戻り、審神者を座布団の上に寝かせ、皆で囲むようにして見ていた。
後藤「なぁ、一兄。大将がちびのときの写真ってないんだよな？」
一期「嗚呼、そう言えば。陸奥守殿が言っていたね。」
信濃「俺達考えたんだけど、大将は今赤ちゃんでしょ？写真におさめるなら、今じゃない？」
乱「それ、凄くいい考えだね♪♪」
鯰尾「俺も賛成！！」
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続編を楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年10月4日 10時) (
レス) @page29 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 活劇の字が間違ってますよ。活撃ですよ。 (2019年2月14日 21時) (レス) id: 93d8fb6e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2019年1月28日 15時
