番外5-1 ページ15
骨喰「こうして…王子様とお姫様は仲よく暮らしました。」
骨喰は審神者に読み聞かせをしていた。今日は骨喰と五虎退が近侍で審神者と寝る前に絵本を読んであげた。
五虎「わぁ〜♪ハッピーエンドですね」
A『……』
骨喰「？……どうした、主」
骨喰は本を閉じ、審神者と五虎退に寄り添うように布団に入る。審神者は何やら考えごとをしていた。
骨喰「もしや……絵本が気に入らなかったか？」
A『そうじゃないよ…ただ』
骨喰「ただ？」
A『……話しの内容…、暗記しちゃった』
骨喰はそれを聞いて、目を大きく見開く。骨喰はあらためて本のタイトルを確認する。
骨喰「……五虎退。」
五虎「は、はい！」
骨喰「…俺が秋田に読んだ本のタイトルと同じか？」
五虎「………(汗」
五虎退は静かに頷く。今思えば、審神者に読んであげた本はどれも似たような内容であり、数が少ないことに骨喰は気付いた。
翌朝、骨喰は鯰尾に相談を持ちかけた。
骨喰「兄弟、一つ聞いてくれないか…」
鯰尾「ん？何々？」
骨喰と鯰尾はほうきを持つ手を止めて審神者に読み聞かせる本について話した。
鯰尾「なるほど……。要するに、主は鶴丸さんみたいに驚きを求めてるんだ。」
骨喰「…驚きとはまた違うと思うが。まぁ、そんな感じだ。」
鯰尾は「ふむふむ……」といいながら、考えた。
鯰尾「なら、俺たちで物語りを考えればいいんじゃないかな？」
骨喰「……物語り。平家物語みたいにか。」
鯰尾「違うよw、例えば、王子様と言えば？」
骨喰「ロイヤル…」
鯰尾「ロイヤルと言えば？」
骨喰「一兄……。ﾊｯ!?兄弟、まさか」
鯰尾はニコニコと笑い、骨喰の肩をぽんぽんと叩く。内番が終わった後、骨喰は自室でオリジナルの話しを考えていた。
骨喰「昔々……。いや、在り来たりか」
骨喰は何か参考になるものはないか、と思い初期刀と初期鍛刀のもとへ向かう。
骨喰「小夜、陸奥守……」
陸奥「お、骨喰じゃ。」
小夜「どうかしましたか……」
骨喰「…それが」
骨喰は審神者に読み聞かせる本について話すと、小夜は1番驚いていた。陸奥守も同様に。
骨喰「お前達は主といる時間が長い。……本丸に来る前は主に何の本を読んであげていたんだ？」
小夜「陸奥守さん……」
陸奥「あ〜、わしは坂本龍馬の話しをばっかりしてたき…(汗」
骨喰「元の主か……」
陸奥守は坂本龍馬、小夜は宗三達の話しを長々として審神者を眠らせたらしい。
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橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続編を楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年10月4日 10時) (
レス) @page29 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 活劇の字が間違ってますよ。活撃ですよ。 (2019年2月14日 21時) (レス) id: 93d8fb6e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2019年1月28日 15時
