その7 ページ8
審神者の初期刀である陸奥守はいつもとは違う雰囲気で審神者のもとへ行く。
陸奥「主、おるがか？」
A『むっちゃん……』
大倶利伽羅に撫でられている審神者が陸奥守を見る。陸奥守は大倶利伽羅に席を外すように言う。大倶利伽羅は一時部屋から退室すると、陸奥守は審神者と向かい合わせになるように座る。
陸奥「主……今日は話があってきたぜよ。」
A『？？』
陸奥「主、わしゃ…修行にでたい！」
A『旅？……』
陸奥「そうじゃ……4日間の旅に出て…修行して、今よりももっとつよーなって……主を…おんしを守れる刀になって帰ってくるぜよ！！……だから、わしを……修行に行かせてくれ！！」
陸奥守は審神者に熱く語る。審神者は陸奥守の真剣な目を見て…決断を下す。
A『……お手紙書く？…』
陸奥「……おん！」
A『……ぜっ、たい……折れっ…ない？？』
陸奥「……折れん！！」
審神者は泣くのを我慢していたが我慢できなかった。審神者はいつか来るであろうこの日に備えて歌仙たちと着々と準備をしていた。初期刀の陸奥守か初期鍛刀の小夜のどちらかがあるいは両方から「修行に出たい」、「今よりも強くなりたい」と自らの口で伝えにくるまで。
A『ぜっ…た……帰って……くる？』
陸奥「帰ってくる！！」
審神者は涙を拭いて、陸奥守に旅の許可を出した。そして翌日、陸奥守を見送ろうと刀剣達と審神者が集まった。
陸奥「いや〜…すまんのぅ。見送りに集まってもろうて」
和泉「なーに言ってるんだ。この本丸で最初の極みになる刀剣男士なんだぜ？喜ばしいことじゃねーか。」
清光「主……ほら、陸奥守に「行ってらっしゃい」って」
清光が後ろに隠れている審神者を陸奥守の側に寄せる。よくみると審神者は泣きはらした目をしていた。それをみた清光が歌仙に目元を冷やす物と布を持ってくるようにいう。
A『…………。』
陸奥「主……わしは主の初期刀じゃき。それに、わしは絶対に帰ってくる……約束じゃ。」
A『……うん…約束。』
陸奥守と審神者は指切りをした。
陸奥「わしがいない間は……小夜。頼んだぜよ？」
小夜「任せて……」
小夜は審神者の頭を優しく撫でる。陸奥守は笠を被り直し、機械を弄り時代を設定して、ボタンを押す。
陸奥「行ってくるぜよ！！」
A『……行ってらっしゃい』
陸奥守は光に包まれた後、いなくなっていた。
審神者がまた泣き出すと小夜が審神者を抱き締めて慰めた。
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七夏(プロフ) - ああァァ嗚呼むっちゃん！カッケェよ！ (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - 続編おめでとうございます°･(ﾉД`)･°･ほんとこの話好きなので嬉しいです！ちなみに46話が見られないのですが編集中とかでしょうか、、、？ (2018年11月6日 8時) (レス) id: 3b6497bb9f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして！むっちゃん、お小夜…大好きだぁぁあああ！この作品はとても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 初コメです！とても面白いです！これからも更新、頑張ってください！ (2018年10月2日 7時) (レス) id: db1e8d80c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年10月1日 5時
