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その30※会話多め ページ31

一期「聚楽第……ですか。」

陸奥「何か知っちょるのか?」

一期「その………」

こん「その件については私が説明しましょう!」

こんのすけが審神者たちの前に現れて、ゴホンと咳こむ。

こん「今回の聚楽第の件ですが、粟田口刀派の皆様は審神者様に話すことを禁じました。」

和泉「ど、どういうことだよ!!」

こん「………時代が改変されたという情報は上がっているのですが、その情報が嘘か真かわかりかねますので政府の役人が調査することになりました。ので、粟田口刀派は聚楽第について話すことを禁じます。仮に、話された場合は………刀解ではすまされないと思ってください。」

刀解ではすまされない。つまり、折られることを意味していた。

陸奥「……なるほどのぉ…。政府もえぐいことするぜよ。一期とわらしたちは聚楽第について話さんほうがえぇ。」

一期「……言われなくとも、私や弟たち、叔父上も心得ています。」

一期は審神者にお辞儀をすると他の粟田口たちもお辞儀をする。こうして、粟田口たちは聚楽第の件は政府から指示が出るまでは情報を一切漏らさないように過ごすこととなった。

大和「ねぇ、清光。」

清光「な〜に?」

庭を掃き掃除していた安定と清光。安定は清光に尋ねてみる。

大和「もし……聚楽第に一期たちが関わっていていたら……」

清光「……その時はその時。もし、本当に歴史改変されたって言うならそれを正すのが俺たち刀剣男子と主の使命じゃん。でも……それを邪魔するなら……」

大和「…………」

冷たい風が吹くと紅くなっていた紅葉がひらひらと舞い散る。清光と安定は空を見上げては嫌なことが起こらないようにと願うことしか出来なかった。

陸奥「何とも……酷なもんぜよ。」

執筆をしている審神者を見守りながらポツリと呟く近侍の陸奥守。そしてその審神者の横に付き添う太鼓鐘。

貞宗「あんちゃんがいいたいことはわかるぜ。でもよ、下手な真似したら粟田口たちが危ないんだろ?」

陸奥「しかしのう……」

陸奥守は納得がいかないようだ。しかし、太鼓鐘の言う通り、下手な真似をしたら粟田口たちが消え、審神者を悲しませてしまう。それだけは、嫌で、避けたかった。

A『…………。』

審神者は聞こえていない振りをした。何故なら、鯰尾ではないが、過去は振り返らない。何とかなると考えているからだ。その考えは幼さゆえなのかはわかりきったことである。

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七夏(プロフ) - ああァァ嗚呼むっちゃん!カッケェよ! (2021年1月16日 0時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - 続編おめでとうございます°・(ノД`)・°・ほんとこの話好きなので嬉しいです!ちなみに46話が見られないのですが編集中とかでしょうか、、、? (2018年11月6日 8時) (レス) id: 3b6497bb9f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして!むっちゃん、お小夜…大好きだぁぁあああ!この作品はとても面白いです!これからも頑張ってください!応援しています! (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 初コメです!とても面白いです!これからも更新、頑張ってください! (2018年10月2日 7時) (レス) id: db1e8d80c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2018年10月1日 5時

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