その2 ページ3
前田「ぐすん………」
前田は部屋の隅っこで一人泣いていた。頼みの綱である大典太が審神者を助けることを拒んだ事、三日月たちに自信ありげに何も根拠もなく「できる」と言っしまった自分を後悔した。
平野「前田、平野です。入りますよ…」
平野が部屋に入ってきた。前田は涙を拭き、平野の方を見る。
平野「夕餉の時間なので呼びにきたんです。一緒に行きましょう？」
平野が手をさしのべるが、前田は首を振った。
前田「主君がいない夕餉なんて……僕は嫌です………」
平野「……前田。」
平野も前田と同じ気持ちだが、薬研たちがきっとなんとかしてくれると希望も抱いている。何とも複雑な気持ちだった。
平野「そうです！明日、主君のために花を摘んで持っていきましょう！」
前田は審神者が生け花が好きな事に気づき、もう一度涙を拭いて「はい！」元気に返事をしては平野とともに夕餉を食べに広間へ向かった。
燭台「今日は奮発してお刺身にしたんだ！味噌汁は……赤味噌と白味噌。好きな方を飲んでね…(汗」
歌仙「味噌汁は白味噌だ。」
伽羅「赤味噌……！」
歌仙と大倶利伽羅の間に割って入り、なだめる燭台切。それを見て、獅子王がご飯を頬張りながら
獅子「おまえら仲良いな！」
歌仙＆伽羅「「どこが(だ！！/だい！？)」」
燭台「はいはい、喧嘩しない！ご飯が不味くなっちゃうよ！」
燭台切がそういうと歌仙と大倶利伽羅はフンッとそっぽを向く。
長谷「光忠、この雑炊は？」
燭台「それは、主のだよ。秋鮭のほぐしみ雑炊。それ、伽羅ちゃんと歌仙くんが作ったんだよ♪」
鶴丸「ほ〜！こいつは驚きだな？料理もそうだが、二人が作ったのか。」
歌仙「……田舎侍だけに任せられないからね。赤味噌だけでは塩分が偏る」
伽羅「………白味噌だけでも偏る。それに、田舎侍は田舎侍でも………料理の知識、分量の計算は文系侍には負けん。……」
再び、にらみ合う二人。燭台切はまた二人をなだめる。要するに二人とも、審神者が心配なのだ。
燭台「よし、それじゃあ…これは僕が運びに」
長谷＆伽羅＆歌仙「「「俺が/僕が行く」」」
見事にかぶった三人の声、周りの刀剣たちは思わず吹いた。
長谷「主の世話係は俺だ！」
伽羅「あいつの栄養管理者は俺だ…」
歌仙「雅じゃないな？あの子の教育係長は僕たよ？……」
三人に火花が散る。切りが無いので燭台切自らが審神者に食事を持っていく。
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七夏(プロフ) - ああァァ嗚呼むっちゃん！カッケェよ！ (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - 続編おめでとうございます°･(ﾉД`)･°･ほんとこの話好きなので嬉しいです！ちなみに46話が見られないのですが編集中とかでしょうか、、、？ (2018年11月6日 8時) (レス) id: 3b6497bb9f (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - はじめまして！むっちゃん、お小夜…大好きだぁぁあああ！この作品はとても面白いです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年11月2日 20時) (レス) id: 7406046dda (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 初コメです！とても面白いです！これからも更新、頑張ってください！ (2018年10月2日 7時) (レス) id: db1e8d80c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年10月1日 5時
