その8 ページ9
陸奥「………ふがっ。……ふぁ〜(欠伸」
陸奥守は自分のいびきで起きて少し伸びる。
A『……スースー…』
まだぐっすり眠っている審神者をみて、陸奥守は優しく頭を撫でる。
小夜「……おはようございます。陸奥守さん」
自分より早く起きていた小夜が籠に野菜を入れて入ってきた。
陸奥「相っ変わらず早起きじゃな？」
小夜「……御屋敷にいたときの癖がついちゃったんだと思う。」
御屋敷、審神者の元実家のことだ。自分達が顕現したときは審神者はまだ二歳児だった。審神者の家は金持ち夫婦。自分達の娘が審神者になったことに大喜びしたものの、殆どが育児放棄に近かった。政府から支給された金を自分達の欲に使い、娘のことなどほったらかしにしていた。仕方なく、初期刀の陸奥守と初期鍛刀の小夜は過度な出陣をしながら、審神者の身の回りのお世話をした。過度な出陣は自分達が審神者を守るため、強くなるために自分達から出陣した。その結果、二振りでレベルMAXのカンスト済みのチートに近い強さを手に入れた。
陸奥「……主は幸せになれるがか？」
陸奥守はポツリと呟くと小夜はいつもより暗い表情になる。
小夜「……わからない。けど、主を幸せにするのが……僕たちの役目…だと思う。」
陸奥守と小夜は眠っている審神者をみて、昔のことを思い返したながら今後のことを考えていると
？「やぁ？おはよう、いい朝だね。」
陸奥/小夜「「っ……！！」」
陸奥守は素早く本体と拳銃を取る、小夜は寝ている審神者をできるだけ起こさないように抱きかかえ、本体を構える。
陸奥「なんじゃ……おまんら」
陸奥守は銃口を向けつつ、入口にいる刀剣に殺気を放つ。
？「兄者！こんなところにいたのか(汗」
？「ごめんね？早く、審神者に会いたくてね？」
小夜「…………誰。」
小夜が訪ねると白い頭をした刀剣がにこやかに自己紹介した。
髭切「僕は髭切。こっちは弟の……」
膝丸「膝丸だ、兄者。」
髭切「だよ？実は僕たち、顕現して日が浅いからここの前任云々かんぬんはよくわからないんだ。だから、色々と教えてくれるとありがたいな？」
陸奥守は相手が嘘をついていないことを確認すると二振りを部屋の中に入れた。小夜も警戒を解き、審神者を布団の上にゆっくり置く。
髭切「わー、みてみてピザ丸！小さくて可愛い子だよ〜♪」
膝丸「膝丸だ、兄者。しかし、本当に小さいな。」
髭切は審神者の頬をつっついたり、膝丸は小さい手に自分の指を握らせていた。
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
