その45 ページ46
燭台「格好良く決めたいよね！」
長谷「俺の刃は……防げない！」
薬研「柄まで通ったぞ！！」
宗三「そこだ……！！」
織田組＋αが奮戦したことにより、見事勝利をおさめた審神者たち。歌仙は審神者と観戦していた。
歌仙「主、あと一戦あるから寝ちゃ駄目だよ？」
A『……うん』
審神者は半分うとうとしながらも試合を見ていた。首をこくりこくりと動かす審神者をみて、歌仙は審神者の眠たそうな目を見る。
歌仙「昨日はよく眠れなかったのかい？」
A『最近眠れない………』
歌仙は始めは季節の変わり目だから、なかなか寝付けないのだろうと思っていたが、審神者の表情をみて、ただ眠いだけではないようだ。
歌仙「………まさか」
歌仙は審神者のおでこと自分の額にふれ、温度を測る。少し…いや、審神者のおでこはかなり熱かった。
歌仙「主、熱があるじゃないか！ 」
歌仙は審神者を抱きかかえて、丁度試合が終わった長谷部たちに歌仙は駆け寄った。
燭台「ど、どうしたんだい歌仙くん！！」
歌仙「主が……熱を…！」
薬研「旦那、診せてみな！」
歌仙は近くの控え席に審神者を座らせて薬研に審神者を診てもらう。薬研は腰にある鞄から小さなライトと棒を取りだす。
薬研「大将、あーってしてくれ」
A『……あーっ……』
薬研「………喉がちと赤いな。よし、大将。あっかんべーってしてくれ」
A『……ん』
薬研は審神者の目をみて、うーんと考えていた。
薬研「多分……これから熱が上がってくるかもしんねぇ…大将、他にどっか悪いところはねえか？」
A『………寒い。あと……喉痛い……』
審神者は今の今まで熱に気づかないまま演練にきた。そのため、薬研に風邪だの熱だのと言われてだるくなってきた。
薬研「大将、今から本丸に帰るからそれまでちと我慢してくれな。」
A『う……ん。』
歌仙が審神者を抱っこし、皆で外に出るとタイミング悪く雨が降ってきた。
歌仙「参ったね……これじゃあ、風邪が悪化してしまう。」
長谷「俺の羽織を主に被せよう。」
長谷部は自分の甲冑を外し、上着を脱いで審神者に被せる。小夜は自分の首にかけてある笠を審神者の頭に被せる。
A『………薬研』
薬研「どうした？大将。」
A『……あたま…痛い……』
薬研「頭？どの辺だ？」
A『……ここ。』
審神者は自分の耳の少し上らへんをぐりぐりし始める。歌仙と小夜、長谷部がすぐに辞めさせた。
薬研「不味いな……」
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
