その42 ページ43
燭＆鶴「(あの伽羅ちゃん/あの伽羅坊がデレた……だと！？)」
審神者が大倶利伽羅に手を振ると大倶利伽羅は小さく手を振る。鶴丸と燭台切と大倶利伽羅に近づき、広間に招き入れた。
伽羅「あの審神者は………いくつだ。」
燭台「まだ三歳児だよ。凄いよね、あんなに幼い子供でも審神者になれちゃうなんて……」
鶴丸「最近だと猫とかが審神者になってるらしい。………世も末期だな？政府は何を考えてるんだか。」
燭台切が大倶利伽羅にお茶を入れて、渡すと大倶利伽羅はお茶にうつる自分の顔をじっと見ていた。
鶴丸「！！……きたか。」
鶴丸は障子のまえに座り始めるとトテトテと歩く音がした、障子越しに小さな影がうつる。恐らく審神者だ。審神者は広間の入り口…障子のまえに立つ。
燭台「(鶴さん……まさか！！)」
障子がゆっくり、開かれ審神者の顔が見えた瞬間。
鶴丸「わっ！！驚いt」
A『……あっ』
ゴチンッ！！！
鶴丸は勢いをつけすぎて審神者と頭をぶつけてしまった。鶴丸と審神者は尻餅をつき、床に落ちた。
伽羅「！！」
燭台「鶴さん！！主！！」
燭台切が鶴丸に駆け寄ると見事に鶴丸は伸びていた。大倶利伽羅は咄嗟に審神者を抱き抱えた。鶴丸が伸びているのにたいし、審神者はキョトンとしていた。
伽羅「……だ、大丈夫か。」
A『うん………』
大倶利伽羅は審神者の前髪をかきあげると審神者のおでこはほんのり赤くなっていた。鶴丸のように腫れてはいないものの、怪我は怪我。大倶利伽羅は燭台切に冷やす物を持ってくるように頼むと燭台切は氷袋を二つ持ってきた。
燭台「はい、伽羅ちゃんは主をみてて？僕は鶴さんを薬研くんに診せてくるよ。」
伽羅「………わかった。」
燭台切は鶴丸を運ぶ…もとい引きずって広間を出た。残された大倶利伽羅と審神者はその場に座る。
伽羅「…………何故泣かない。」
大倶利伽羅が氷袋を審神者のおでこに当てながら訪ねる。なんせ、あんなに鈍い音を出たのだ。泣いても可笑しくない。
A『そんなに痛くなかったから……』
伽羅「………そうか。」
大倶利伽羅が氷袋を退けると審神者のおでこはもう赤くなっていなかった。大倶利伽羅は氷袋を厨の流しに置く。その近くにこれから作るのかみそ汁の具材が置かれていた。
伽羅「……豚汁か」
大倶利伽羅は腕まくりをして手を洗い、包丁を持ってみそ汁の具材を切り始めた。そして、冷蔵庫からは赤味噌を取り出し、豚汁を作り始めた。
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
