その19 ページ20
こ「そんなに緊張するとは、やはり宗三様は現世で言う「ツンデレ」と言うものですな？(笑」
こんのすけが更に煽っていく。宗三は真顔でこんのすけを見下ろす。
こ「試しにそこの引き出しにあるどら焼きを与えてみてはいかがですか？」
宗三「……ちょっと待ってください。なんで貴方がどら焼きの存在を？」
こ「……ぎくっ(滝汗」
こんのすけは肩を震わせて、宗三からちょっとずつ距離を開けていく。
宗三「お待ちなさい。」
宗三は逃げようとするこんのすけの尻尾をぎゅっと掴み、持ち上げる。
こ「はわわわっ！？な、何をするんですか！？乱暴はおやめください！！(汗」
宗三「とぼけても無駄です。貴方ですね？江雪兄様のどら焼きを食べたのは………(怒」
こ「……………てへっ♪」
宗三「…………今夜は狐うどんですね。」
こ「うわぁああぁ？！！も、申し訳御座いません！！この通り謝りますので、今夜の夕餉だけは勘弁してください！！(汗」
宗三「なら、毛皮のコートにしてあげましょうか？………」
こ「うわぁあぁ？！こ、コートも勘弁してください！！………主様ぁ！」
こんのすけは手足をジタバタさせて、審神者に助けを求めるが
A『……こんちゃん、温かそう』
こ「あ、主様ぁぁぁ！！？」
こんのすけが騒いでいると障子を叩く音がした。江雪が立ち上がり、障子を開けると。
石切「騒がしいから来てみれば、こんのすけがいたんだね。」
石切丸ともう一振り、訪ねてきた。
三日月「……おや、主もいたのか。」
江雪「………三日月殿。」
審神者は内心、三条派にはうんざりしていた。いつも陸奥守か小夜のどちらかがいないときにタイミングよく現れるからだ。
宗三「………なんのようですか。」
石切「いやね？ちょうど注文していた和菓子が届いてね？一緒にお茶でもどうかなって。」
石切丸はにこやかに和菓子の箱を見せるが審神者にはその笑顔は作りだとすぐにわかった。
江雪「……残念ですが、私達はこれから畑仕事がありますので」
江雪が審神者の手をぎゅっと握る。審神者も江雪の手を握り返す。江雪達が部屋から出ようとしたとき、三日月が立ちはだかった。
三日月「主の面倒を見ながらはちと厳しくないか？よければ、俺達が主を預かるが？」
江雪は三日月が審神者に触れようとしたので後ろに退けた。
江雪「……宗三もいますし、大変ではないです。それに、主は私達で預かってますので。」
三日月「……ほう。」
三日月と江雪が火花を散らす。
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
