浮気現場【番外編】 ページ8
「じゃあね！勝己くん！」
「おう」
あのクリーム色の頭はどこからどう見ても私の彼氏。
その隣にいる女の子は知らない子。
そっか、勝己私に飽きてたんだ。
飽きてたんなら言って欲しかったなぁ。こんな所見なくてすんだかもしれないのに。
太陽の光が照り返しているアスファルトに、ポタポタと染みを作っていく。
せっかく付き合って３年目の日にお揃いのピアスあげようと思って買ったのに…どうしようか、これ
私が持っていたのは、赤と青のピアス
とりあえず、お茶子ちゃんの家に行っちゃおうかな
『もしッ、、もしお茶、子ちゃん…』
重い足取りでお茶子ちゃんの家に向かった
・
「Aちゃん！？！？」
『お゛ぢゃごぢゃん゛〜〜〜』
お茶子ちゃんの顔を見ると一気に安心して涙が溢れでる。
とりあえずあがって、といいながらタオルを出してくれたりお茶を出してくれた。
無言で背中を摩ってくれるお茶子ちゃんの手は暖かく、安心できた。
「泣き止んだらでいいよ」
『うッ、ぅん………あのッね、』
私が見たことをすべてお茶子ちゃんに話した。
ん〜…と唸りながら腕を組むお茶子ちゃん。
いつもなら『そんな悩んでる顔もかわいいねお茶子ちゃん！』なんて冗談を言えるけど、そんなテンションになれない。
あぁ、私こんなに勝己のこと大好きだったんだな。
“だった”じゃなくて今も“大好き”なんだ……
「Aちゃん、とりあえず爆豪くんと話そ？」
『会うのがッ、怖い…』
会うのが怖いんじゃない。きっと、“振れるのが”怖いんだ。
「でも、なにも無かったかのようにAちゃんは振る舞えるの？」
そんなの出来るはずがない。顔を見たら泣き崩れてしまう。
そうか、私から振ってしまおう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 376人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
3397(プロフ) - noiseさん» 無理し過ぎないようにしてくださいね笑気長に待ってます＾＾ (2019年1月2日 22時) (
レス) id: 58a2beba9d (このIDを非表示/違反報告)
noise(プロフ) - 3397さん» うわぁぁあ！！！ありがとうございます(；_；)嬉しすぎます、、、、ヽ(；▽；)ノ実家から戻り次第更新するので待っててくださると嬉しいです(；_；) (2019年1月2日 22時) (レス) id: 0757a888ec (このIDを非表示/違反報告)
3397(プロフ) - ケンカップルよきかな…お話も面白くて好きです！描写というか言葉で表現してるの凄いなって思います＾＾更新受験生で大変だと思いますが更新楽しみにしてますね！！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 58a2beba9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：noise | 作成日時：2018年7月25日 0時
