62話 ページ34
『響香次は？』
「轟と緑谷」
あ、と声が漏れると同時に、二人の会話が脳内再生される。
あれは聞いちゃいけなかったやつだ、、、早く忘れなきゃ
・
轟くんとデクくんの試合はデクくんがボロボロになったり、轟くんが炎を使ったりですごく物理的にも精神的にも熱い試合だった。
結局轟くんの勝利。
次は、私の番だ。
『響香、行ってくる。』
頑張って、とさした指は勝己の方に向いていた
「さっきは悪かった。その、、、、勝てよ」
『もう怒ってないよ、勝つから見ててね私だって1位になるためにいるんだから！でも相手が常闇くんじゃちょっと……』
できる力を出してこい、と背中を押されて控え室に向かった
・
女子唯一のベスト8！と紹介され、私は常闇くんと戦ったが、ダークシャドウに水は全く効かず、私がにげまわる、というダサい結果になりそうだったので降参した。
『やっぱり強いね、常闇くん。私はここで負けちゃったけど頑張ってよ。』
「あぁ、そのつもりだ。」
お互い握手を交わし、私の体育祭順位が決定した。
・
控え室に戻ると勝己がいた。
精一杯の笑顔をつくって
『やっぱり負けちゃったなあ〜』
あはは〜なんて笑いながら頭をかく。
「気持ちわりぃからそのツラやめろ。お前の精一杯ってことだったんだろ。来年俺と勝負するまで来いよ。」
『勝己にはッ、かなわない、ッなあ』
涙が溢れ出た。
ここまで頑張ってベスト8。
常闇くんの個性じゃ私の個性は無個性同然だった。
もしこれがプロヒーローの現場なら？ヴィランにとって有利な個性でもこんなことが言えるの？
『勝己、私はもっとッ、強くな、る、、、強くなってッ、勝己もこえてやッ、るから』
グスッグスッと鼻水を吸いながら、目を真っ赤にしていることだろう。
「ハッ、来年が楽しみだな」
そう言って私の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
『来年勝己が決勝に残る保証なんかないからッ、ね。私と轟くんかもしれない、から』
「あ“？舐めんじゃねぇぞ俺はいつだって完膚無きまでの1位だ
それじゃあ、行ってくる。」
『頑張って、』
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夢主に勝たせて爆豪と戦わせるか迷ったんですけど、かける自信なくてやめました。どこまでもめんどくさがり屋ですね。直したい部分です。
1年ぶり位に書いてるので書き方忘れました。また課題の息抜きとかに顔だしますね
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3397(プロフ) - noiseさん» 無理し過ぎないようにしてくださいね笑気長に待ってます＾＾ (2019年1月2日 22時) (
レス) id: 58a2beba9d (このIDを非表示/違反報告)
noise(プロフ) - 3397さん» うわぁぁあ！！！ありがとうございます(；_；)嬉しすぎます、、、、ヽ(；▽；)ノ実家から戻り次第更新するので待っててくださると嬉しいです(；_；) (2019年1月2日 22時) (レス) id: 0757a888ec (このIDを非表示/違反報告)
3397(プロフ) - ケンカップルよきかな…お話も面白くて好きです！描写というか言葉で表現してるの凄いなって思います＾＾更新受験生で大変だと思いますが更新楽しみにしてますね！！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 58a2beba9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noise | 作成日時：2018年7月25日 0時
