【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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『やっぱり賑わってますね…』


せ「そやな。結構おるなぁ」




今日は旅行の物を買いにデパートへ来ている。
…やっぱり夏休みはヤバイなぁ




し「あとA、絶対に俺たちから離れたらあかんよ」




『え？』




し「え？って…彼奴がいたらどうするよ。クラスメイトの奴」




『…？あぁ、忘れてました。』


う「よく忘れてたな…」




あんまり気にしてなかったもので…。




さ「えーっと、揃えると言っても特に何もないんよね。」


『あっ、私服欲しいです。』


う「俺もー」




そして最初は服や、その次は靴。そして本屋ということに決定。




う「この服どう？」




『うーん…。下がこれですから上は…』


う「確かにこれの方が…」




し「これどう？」


せ「おけ」


さ「はい決定」




いや、差。私たちと３人の差が激しすぎる。
私とうらたさんは試着をし、同時にシャっと試着室から出る。




う「どうだ！」

『どうでしょう』


「「「おけ」」」


う「『雑』」




もうちょっと考えてくださいよ…。
あっ、これにネックレス付けてみたいな。




う「みてみて。鍵のネックレス」




『シンプルでいいですね。四葉のクローバーも綺麗ですし…』




うーん。悩む。
そして急に首にひんやりとしたものが




『っ！？』


し「あっ、ごめん。これ似合うと思って」


『え？』




首元を見てみると、小さな紫の石がついた王冠のネックレスが。
…紫




『志麻さんカラーですね』


し「そ。綺麗やろ？」


『ふふっ。えぇ、ネックレスはこれにします。』




これで旅行の服装は決定かな。




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