【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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せ「…なにしとんの」



ガチャっとリビングのドアが開き、私たちを見て「なんだこいつら」と言わんばかりの目線で私たちを見るセンラさん。



う「まーしぃ、俺もうちょっと体重掛けたい」


さ「それ俺にも被害来るんやけど」


し「一番の被害者俺やぞ」


『間にいる女の私のことも考えてくださいよ』



反射的に坂田さんの頭に手を置き、もう片手でぶらぶらと振る。



う「甘いもん食いたいから離れよ」


し「なんつー理由」


さ「Aも食べる？」


『食べますー』



横でセンラさんがため息をついたが、２人はスルーして冷蔵庫へと向かっていった。



『志麻さんとセンラさんは？』


し「んー、俺はいらん」


せ「センラも…別に」


『ほう？』



まぁ確かに、この2人は甘いものって感じはないけど…。



う「見てみてー、マカロンとドーナッツが乗ったプリン〜」


『なんっですかそのプリン！？』



ついみっともなく驚いてしまったが、ほんとになんなのそのプリン…。



さ「この間の仕事帰りにうらさんと面白いからって買ったんよ」


う「……でもこれ、まずそうだよな」


『やめなさい』



何てこと言うんですか、貴方たちが買ってきたのに。



せ「だから嫌だったんよ」


し「俺も」


『2人ともわかってたんですか』


し「勿論」



なんてこった

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