【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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今は晩御飯の時間。
今日は少しだけ涼しいため、少しだけ窓を開ける。




う「おっ、この煮物美味しい。」


『ほんとですね。とくに里芋が』


せ「それなら良かったわ」


さ「肉じゃが美味い」


し「うまいうまい」


せ「黙って食え」


し、さ「「辛辣！」」




やっぱり煮物最高。
小皿によそった煮物を食べ終え、こんどは肉じゃがを口の中へ入れる。うん、美味しい

そうして皆と話しながら食事をしていると、センラさんに「Aって、親戚とか親しい人とかいるん？」と聞かれた。…きゅ、急だなぁ。




『うーん、居ますけど最近は関わってもいないので親しくはないですね』




『何かあったんですか？』と聞けば、「別に何も」と言われた。
ほんとに何なのだろうか。




『あっ、そう言えばテストが2週間後にあるのでまた引きこもりますね』


さ「Aが引きこもり…」


う「わかった。でも無理しすぎるなよ？」


『大丈夫ですよ』




そんなに危なっかしいのか私は。
『ごちそうさまでした』といい、椅子から立ち上がって食器を片付けて自室へと戻る。

さて、今日は勉強じゃなくて本でも読もう。




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Senra.side




Aが帰ってきて数分。
センラが代わりに弁当箱を取りに行くと、机の上に二つ折りにされた紙が置いてあった。…ゴミ？

カサっと広げてみれば、どうやら学校からの配布物らしい。
…ちゃんとファイルに入れなあかんやろ。




せ「…3者面談？」




太い文字で書かれている文字はそう書いており、生徒と先生。そして保護者の3人で学校のことなどを話し合うらしい。…保護者、かぁ。

先生も事情分かっとるくせに、ほんまバカやな。




せ「……」




紙は元の場所に元のように置いて、自分自身の用事を済ませてから、弁当箱をもって下へ降りた。一応、3人には話しとくか

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