【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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な「やっぱり水族館だった。」




なるせはそう言い、買った人形を頭に乗せて電車へと乗った。
いや、凄いな。




さ「サメかっこよかったな！」


し「それな！イルカショーやなくてサメショーも作ればええんちゃう？」


う「絶対にイルカの方がいい。」


ま「僕もイルカの方がいいかな」


し、さ「「えー？」」




なんて会話をしてるんだ。
私は荷物を下ろし、坂田さんの隣に座る。となりの坂田……なんつって




な「帰ったら何するんだ？」


『私は未だ終わってない課題を終わらせちゃうよ。
あとは荷物の片づけとか』




かなりお菓子とか買ったからな。
置き場所に困ったりしなきゃいいけど…。




『なるせ達はどうするの？まさかすぐ寝たりしないよね？』


な「するわけないだろ。夜寝られなくなる」


『へー、すぐに寝そうだけどね』


な「寝ないねない」




はいはい。フラグフラグ

なるせとそんな話をしていると、先ほどまで聞こえていた会話が聞こえなくなった。
チラッと見てみれば、みんな疲れたようで夢の世界に行ってしまったようだ。




『やっぱりみんな寝た。』


な「俺もねよーっと」


『あれ、寝ないんじゃなかったの？』


な「それは帰ってからの話ですー」


『はいはい、おやすみ』




なるせは服を少し上げ、腕を組んで目を瞑った。
……かなり時間かかるし、私も寝ようかな。

となりで寝ている坂田さんは、こくりこくりと首をさせながら眠っていた。
…後で首が痛いやつ。

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