【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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≪見ましたか今の！パンダちゃんが木から落ちました！≫




またパンダかぁ。動物番組は好きだけど、似たようなものがいっぱい出てくると萎える…。




さ「…ん？」




『あ、起きましたか？』




さ「…起きた。うらさん達は？」




寝ていた坂田さんは起き、部屋の中を見回してそう言った。
まふまふさんはまだ寝てる…。




『ここにいない人たちはみんなお風呂に行きましたよ。
そろそろ戻ってくると思います。』




し「あ、確かにもう戻ってきそうやな。
センラ、風呂の準備しようや」




せ「するー」




2人はそう言って立ち上がるが、私は用意は終わっているため、まふまふさんを起こす。




『まふまふさん。起きてください』




ま「んぅー…」




『そろそろお風呂に入りますよ？置いていっちゃいますよ？』




ま「それはだめー」




まふまふさんはそう言い、ゆっくりと起き上がった。
さて、用意が終わったら行こう。


ガララっ




な「戻ったぞー」


『はーい。じゃあわたし達も行きましょうか』


さ「行くー！」




部屋の中に入ってきた人たちと入れ違うように、私たちはお風呂へと向かう。




し「……Aって浴衣着るん？」




『着ますけど…』




私がそう言うと、志麻さんは何故か無言ガッツポーズをした。
……何してんだろう。




せ「……志麻くんキモイ」


さ「それな。ちょっと引くわ」


ま「……うわぁ」


『よく分かりませんが、いいことではないのは分かります。』




4人で志麻さんからちょちょちょと離れ、さささとお風呂へ向かう。
……浴衣やめた方がよかったかな。




し「なんでそういう反応すんねん！」




せ「だってキモイんやもん」




し「なんでやねん！男として当たり前のことやろ！」


せ「当たり前？」


さ「いや？」


ま「僕もちょっと…」




……なんか嫌な感じがするからもう入ろう。
私は近くにあった女湯の布をそそくさとくぐる。




し「興奮するやろ！しかも生足チラ見せ！！！」




志麻さん暫くおやつなし

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