【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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さ「A！早く早く！」


『ちょっと待ってください！
お店は逃げませんから…！』




旅行２日目。
今日は、朝ごはんを食べてから近くの街でお出かけ中。




う「おっ。何あれ」




そ「あれはクリスタルだね。あれの中身は四神獣だけど、他にもたくさんの種類があると思うよ」




う「へー…。すっげ」




私は先にいる坂田さんの方へ向かっている途中、2人の話を聞く。…なんかやっぱり不思議な会話に聞こえるなぁ。




さ「Aやっときた！ねぇねぇ、これ一緒に買わん？」




『…これは、林檎のガラスの置物ですね』




さ「そうそう！これね、暗闇で光るんやって！」




坂田さんが持っているガラスを手に持ち、じっくりと見る。
光に当てれば緑色だったり、紫色になったり、青色になったり…




『…いいですね。これ』




さ「でしょ！赤と白の2種類があるんやって！ね、どう！？」




そんなにキラキラした目で見られてしまうと…




『…買いましょうか。』




さ「やったぁ！」




買うしかありませんって。

私と坂田さんはその２つをお会計し、袋に入れてもらってお店から出る。




な「あっ、終わった？」




『終わったよ。何かあった？』




な「いや。反対側のお店にまふとセンラが行ったから」




さ「反対側？目の前の？」




なるせの後ろのお店を見てみると、そこはチョコを売っているお店らしい。
少し見えたチョコバナナや、チョコマフィンなど…




『まふまふさんとセンラさん、チョコ好きだったんだ…』




今度からクッキーじゃなくてチョコを扱ったお菓子を多く作ろうかな。

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