【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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Shima.side


俺はトイレを終え、普通に家へ向かう。と言っても、ちょっと違う道行って、まくんやけど




し「ふんふふーん♪」




俺の後を追ってAの家を突き止めようと思っとるみたいやけど、残念やったなぁ。バレバレやよ。




し「……」




そもそもストーカーってなんで家を突き止めようとするん？あとネットのアンチの奴らとか芸能人とアイドルのファンとか。意味わからんわ。




し「たーだいま！」




ストーカー野郎を撒き、家へと入ってリビングに行けば、本を読む2人に電話をするやつ1人。そして荷物整理をしているA。




せ「…ちゃんとまいたん？」




し「当たり前やろ。しない奴はただのアホや」




う「どうだろうな。調子乗ってミスってるかもしれないな」




し「そんなことはない、はず…」


う「そこは言い切れ」




だって調子乗ってたのは本当やし…。
あれ、本当に上手く撒けたんよな…？




『何してるんですか？あっ、お腹空きました？』




し「ん、あっ、うん。腹減った…」




『ですよね。ではお昼にしましょうか』




Aは買ってきたケンチャッキーを机に置いた。うーん、さっきのこと聞かれてないよな…？

ちなみにうらたさんは、俺がストーカーに接触しに行ったことはわかっていたらしい。さすがっすわ




さ「じゃまた明後日な！ばいばい！」




し「誰と電話してたん？」




さ「まふ！旅行のこと話しとった！」




し「ふーん？」




話すことあるか？坂田はAに電話を返し、椅子に座った。俺も腹減ったし座ろ。




う「俺骨なし〜」


せ「骨あり〜」


さ「肉ー！」




騒がしい騒がしい騒がしい。




し「俺骨ありー！」

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