【４】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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Senra.side


センラ達は店から出て、Aを目の前に歩かせる。
これなら少しはマシか




さ「A、帰ったら一緒にゲームせん？」




『おっ、いいですね。やりましょうか』





う「悪いんだが、本も貸してくれると嬉しい」




『勿論、ゲームの前に渡しますね。』




センラも後で借りよーっと。…その前に、家の周りを歩かんと




し「ついて来とるな。」


せ「うん。どないしよか…」


し「そなやぁ…」




志麻くんと話しているのは、店から感じている視線。薄々気づいていたが、坂田に言われて確信した。




せ「恐らくストーカーのやつかもしれんな…」




し「だな。ったく、うちのAに手ェ出したら路地裏でボコしたるわ。」




せ「センラも参加するわ」




それにしても悩むな…。この間みたいに路地裏でまいても、道を覚えられたら最悪やし…。なるべくAに気づかれたくないんよな…。




し「センラ、ちょっと頼んだ」


せ「はっ？」




志麻くんはそう言うと、来た道を戻って行った。
そしてストーカーのいる方に一直線




『あれ、志麻さんは？』


せ「トイレやって。」




う「家も近いのにか。まぁいいや、先に帰ってようぜ」




さ「そやな！A、走って勝負せん！？」


『嫌です。』


そ「そんなぁ」

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