幼女と親分でいくツイステッドワンダーランド (ページ25)

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卵白パニックページ25

A『(..卵からヒヨコさんになる？)』

デュースの不良スイッチによって不良生徒を撃退したものの、デュースはやっちまったと落ち込んでいた。どうやら、家庭の事情があるらしい。

A『デュース、いいこね...』

ﾃﾞｭｰｽ「A...」

A『でもね..ヒヨコ、生まれないよ。』

ﾃﾞｭｰｽ「へ？」

A『無精卵？だから、ヒヨコ。生まれないってむっちゃんから聞いた...』

ﾃﾞｭｰｽ「うっっそだろぉおおお！！！？？？」

なんやかんやあって、エース達のところに戻りタルトを仕上げることは出来たが、デュースの卵については、しばらくショックを受けていた。

ﾃﾞｭｰｽ「卵は..ヒヨコにならない..卵は...」

A『よしよし...』

ずっとこの調子だった。完成してからケイトもきて、みんなで味見をすることに。

ｹｲﾄ「あ！そうだ、トレイくん。あれやってよ？」

ﾄﾚｲ「アレ？そうだな、お前達、好きな食べ物はなんだ？」

トレイが一人一人の好きな食べ物を聞いてから、呪文を唱えると、なんとマロンタルトがそれぞれの好きな食べ物の味に変わった。

ｴｰｽ「んん？！うんまー！！」

ﾄﾚｲ「俺は要素を書き換える魔法なんだ。上書き、つまり、落書きみたいなものだからドードゥルと呼んでいる。」

A『上書き...』

トレイの魔法も凄いが、やはり一番凄いのはリドルだと彼は言う。そして、タルトは明日に持っていくことになる。ちなみに、エースもデュースも泊まる。お目付け役として。

ｴｰｽ「明日は『なんでもない日」のパーティー、絶対にこの首輪を外して貰うからなぁ」

陸奥「にゃはは。きっと大丈夫じゃ、ちゃーんとタルトも用意したき、りょーちょー殿も許してくれるぜよ」

ｴｰｽ「だといいけど。つか、その荷物は何！？」

陸奥守は両手に袋いっぱいに購買部で何か買ったらしい。

陸奥「食材に、食器に家具に、掃除器具！おまけで天井を直す道具までくれたぜよ～♪」

ｴｰｽ「主婦かっ！買い物を楽しんでんじゃねーよ！どっからそんなに買うお金があったわけ！？」

陸奥「学園長がわしらの寮に経費を割いてくれたんじゃ♪おかげで、必要最低限なものを買い揃えられたぜよ♪」

ｴｰｽ「ほんと、変わってるよね..」

その日は、エースやデュースの部屋、談話室を綺麗にした。おかげで、ほこりだらけのソファーで寝なくて済みそうだった。陸奥守達は学園の雑用係として雇い、経費を割いてくれると約束してくれたらしい。