悪役令嬢が愛されてもいいんですか？ (ページ4)

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体調が戻ってからは、この国のことを知る為に
そして、断罪イベントが絶対に起こらないように
敷地内の書庫を読み漁った

現時点の状況は、

私は公爵令嬢で、
このネージュ王国の第2王子の婚約者であること
そして、その婚約者にまだ嫌われてはいないということ

嫌われた原因は主人公の女の子への嫌がらせってことか、、

5年後、主人公が現れた時私は身を引こう
2人を応援して、2人が幸せになってくれれば、
私は普通の生活を送れる、、！はず、、

婚約破棄はされちゃうだろうけど。
それは、しょうがない。

婚約破棄された後、1人でも生きていけるよう
教養はしっかりと学んでおこう
そんでもって、剣術も。

そうと決まれば、実行に移すのみ！

「わあー、いろんな本があるー」

書庫に聞き覚えのない声が響く

あれ、誰だろう？
何処かで見たことがある、、ような、、
この記憶は漫画の記憶ではなく、この子自身の記憶だ

確か、叔父さんの息子の、、、
名前は「ラウール、、？」

「僕の名前呼んだ？君、だーれ？」