・ ページ14
続々と新入生らしき人達が校舎へ入っていく
この学園は貴族の位、学力レベルでクラス分けされ
平民であっても魔法が使えるものは皆入学が許される
私と蓮は貴族の位が高いこともあり1番上の''S''クラス。
他にも学力レベルが上位10位以内であれば
1番上の''S''クラスに入ることになる
そして、びっくりなのがラウ
小さい頃は勉強をサボってばっかりだったのに
ラウ専属の先生に聴いたら急に別人のように勉強し出したらしい
その影響で、1つ年下なのにまさかの特別入学で
同じSクラスの同級生になった
でも、ここ数年はラウと関わることがなくなってしまい
あまり話せていない
ラウールくんて呼んでた時が懐かしいな
「ラウ」って呼ぶまでここから動かないなんて駄々こねられたっけ
でもこれから一緒に学校に通えるから毎日会えるよね
「A」
「蓮！」
「おはよう、これからよろしくな」
「こちらこそよろしくね」
小さい頃は、私と背が変わらなかった蓮
4年も経ったら成長する訳で、今では見上げる程の身長差
私達が会話を交わすと周りがざわつき始める
[[A様と蓮様だわ、あの2人本当にお似合いよね]]
[[あそこだけ、輝いて見える、、、]]
ぞくぞくと人だかりができ始めてきた
どうしようと不安になっていたら
蓮に腕を引かれる
「こっち」
「えっ、蓮、どこに行くの」
蓮に腕を引かれ連れられるまま
人だかりから離れていく
掴まれた腕から伝わる蓮の体温がとても暖かくて
すごく安心する
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 575人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきち x他1人 | 作成日時：2023年6月30日 3時
