悪役令嬢が愛されてもいいんですか？ (ページ13)

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༄ ページ13

12歳の春に転生してしまってから

4年が過ぎ、

私は16歳になった

そして、今日から魔法学園に入学する

今は魔法学園の入学式へ向かっている

私は1年後の17歳の年、この学園で''国外追放''されることになる

なんとかして止めなければならない

断罪イベントが起きないよう、
正当に生きてきた。

公爵令嬢としての教養を学び、
1人で生きていくすべを身につける為に剣術を学び、
「闇」属性ということを隠すために、
基礎魔法の「火」「水」を人並以上に身につけた

本を読み漁り、この国、この世界についても熟知した

用意は十分なはず

蓮ともとても仲が良く国外追放される気配は全くない

でも、主人公が現れたら状況が変わってしまうのかな

数回、蓮に婚約破棄を打診したことがあったけど

「なんで？」の一点張りで進展しなかった

蓮と関わらないことが平和への一番の近道なんだけれど、、

そんな事考えている間に車が停った

「お嬢様、到着致しました」

「ありがとう」

私の破滅ライフが始まる