【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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な「……」




先程からなるせは静か…。ダメだったかな




『お願い、なるせ。確かに２人でも増えたら、今まで変わって生活は大変になるかもしれない。

私も4人と暮らし始めてから、時々だけど後悔もした時はある。』


さ「えっ」


『なるせは２人と初対面だし、もっと抵抗があるに決まってる。しかも２人が警察に追われている理由もわからない。』


ま「……」


『それでも、頼れるのはなるせしか居ないの。
私情なんかだけど、どうか、お願い…』




椅子から立ち上がり腰を曲げる。後半は声が震えてしまったが、甘いものだろう。




『お願い、なるせ…』




そ「俺からもお願いします。」


ま「お願い、します…！」




そらるさんとまふまふさんも頭を下げた。なるせの、顔は見れないままだけど、断られたら…




な「はぁ。別にはなから断るつもりはねぇよ。」


『…え？』


な「お前は人に頼る事しらねぇし、やっと頼まれたと思ったら預かって欲しいって言われて、複雑な気持ちになってただけだ」


『うっ』


し「確かに頼れないよなぁ」


さ「な」


『うっ』




耳が痛い…




な「ちゃんと俺が２人を見る。だから泣くな」




『…泣いてない。けど、ありがとう…』




な「泣いてるじゃん」


『泣いてない！』


な「ほらティッシュ」


『…』


な「貰うんかい」



ーーー♧♤♡♢ーーー


前回の更新日が７月７日だったのに、七夕の話を更新しなかった自分がわからない。

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