純粋紅一点 (ページ6)

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デビューページ6

you.

" Lightning "

この曲は私達にとって大事な曲になるに違いない。

『また、夢叶うやん』

海青「せやな」

海青とハグを交わし、ステージに向かう。

ファンのみんなが待つステージへ。

『改めまして、THERAMPAGEパフォーマー
東Aですッ〜〜、！！』

名前を行った瞬間、歓声が聞こえる。

思わず、涙が溢れてきてしまった。

『今までッ、ファンの皆さんにはたくさん不安や、ご心配をかけたと思いますッ、

今度は、私達がファンの皆さんのことを幸せにしていきますので、これからも温かい応援の程よろしくお願い致します、！』

頭を下げると、また上がる歓声。

後ろに下がってもなお聞こえる歓声。

これだけの人々が私達のことを待ってくれていたと思うと、やっぱりここまで来てよかった。

海青「泣いたらあかんやろ、笑」

『泣いてへんッ、』

定位置になった海青の横。

右隣に海青がいて、左隣に龍。

海青「 … 思いっきり泣いてるけどな」

『目にゴミ入っただけやし』

海青「あっそう笑」

ステージから降りて、楽屋に戻る。

まだ全然実感が沸かない。

『お母さんに電話しよ』

海青「俺もせなあかんなあ」

『挨拶させてや』

しょうもない会話をしながら、お互いのお母さんと話す。

海青ママ「海青のこと、よろしく頼むね」

『うん、』

海青ママ「しんどくなったら帰っておいでや」

Aママ「ほんま頼んだで」

海青「当たり前やん」

Aママ「 … Aは人一倍強く見えるだけで、弱いねん」

私のお母さんがそんなことを言ってるなんて思いもせず、普通に海青ママと世間話をしていた。